STONE さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
より鮮明になった世界観
基本的なテイストは前作の延長線上にあるものだが、前作のロッテ・ヤンソンと
スーシィ・マンババランに続いて、本作ではアマンダ・オニール、コンスタンツェ、
ヤスミンカ・アントネンコが登場したことで主人公であるアツコ・カガリの交流関係に広がりが
感じられたが、当のアッコの暴走振りはひどくなったようで、これは不快感を抱く人がいるのも
判るような感じ。
本作は多くがルーナノヴァ魔法学校の外である街が舞台になっていたが、これにより作品世界に
おける一般人が魔法及び魔女というものをどう捉えているかがよく判るような展開になっていた。
それは賞賛や敬意のようなものが無ければ、逆に恐れや警戒のようなものもなく、要はどうでも
いいものといった印象。
結局、良しにつけ、悪しきにつけ、人間社会に影響が無ければそういう扱いになって
しまうのだろう。
ルーナノヴァ魔法学校の多くの生徒が代々続く家系なのを見ても、この世界での魔法は一般では
人気が無くなったが、絶やすわけにいかずになんとか存続させようとしている伝統芸みたい。
この舞台が街になったことで背景作画などは前作より見応えがある。
2019/07/08