まにわに さんの感想・評価
3.1
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
スチームパンクRPGの消防パーティ
1話: {netabare}火炎の中真っ暗になる演出が意表を突く。火の中でも燃えていないようなもの、火そのもの(あるいはその逆)なのを表した?
動機があって何をするかではなく、動機があって結果があるだけ。最初に主人公の能力を見せるのに落下物を避けるだけなので、じっくり描こうというつもりなのかもしれないが。{/netabare}
もとい、スチームパンク消防戦隊でオカルト仕立て
4話の{netabare}焔人化した消防士でこれを言っておけばみたいな動機で済ませるように、ホラーやオカルトでは手っ取り早くグロを描くためだったりするが、終始目的はあるが中身がないまま話が進む。(雨でも燃えるが、木の葉や街は燃えないのを描いているので、中身がないわけではない){/netabare}
ただし、題材には合っている。
我々は火を点ける時にスイッチを入れることしかしないのに慣れ過ぎて、何がどう燃えて、熱が、化学反応が、とか考えない。
6話は{netabare}ヒーロー演出という中身だが、戦隊ものに爆発は付きものということで共感はできた。{/netabare}
11話: {netabare}同じものだが、やり方が違うというお話。葬式の話。
言っても人を燃やした娯楽作品だから、あの事件がなくても、申し訳が立たないようなことはしないと思っていた。ここまでは1週空けたぐらいではどうにもならない内容だったが、これでようやく納得できた。
対置。火縄の語りを美談調にしたこと。各キャラが役割を補い合って話にまとまりがあること。そして、おばあちゃんの名演。よくできたお話。{/netabare}