「続・象の背中 バトンタッチ(OVA)」

総合得点
計測不能
感想・評価
6
棚に入れた
36
ランキング
7907
★★★★☆ 3.4 (6)
物語
3.5
作画
3.4
声優
3.1
音楽
3.5
キャラ
3.5

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takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

嫁ぐ君へ

秋元康氏の企画・総合プロデュースにより、
アニメーション作家の城井文が制作した作品で、
淡くやさしいタッチのイラストそのままの、
やさしい想いが込められています。

想いは人間のものだけど、主人公を象にすることで
語られている以上の揶揄を感じます。

本作は、余命少ないお父さんが残される家族への愛を語った
「象の背中」の続編で、お父さんが亡くなって20年後、
娘が嫁いでいく姿を見守りつつ、彼女を想う気持ちが語られ、
そして・・という内容。

6分ほどの短い時間ですし、先は読めるものの、
思わずじわっときてしまうんですよね。


「君の寝顔を見て ずっとそばにいて欲しいと
 20年以上も思い続けてきた・・」

母から想う息子とか、父から想う娘っていうのは、
決して叶うことのない片想いみたいな、
いつかは自分から離れていくのだっていう、
どこか覚悟を秘めた恋心に似ていて、
結婚というひとつの区切りで、娘や息子の相手にバトンタッチをする・・
それはどうしようもなくせつないものなんでしょうね。
ましてや生きてその姿を見送れない、という状況が加わればなおのこと。

象の娘さん・・どうか しあわせにいつまでも暮らして欲しいものです。

ちなみに、『象の背中』『続 象の背中』とも、
アニメーションと同じ内容の絵本が出版されています

投稿 : 2012/03/05
閲覧 : 447
サンキュー:

10

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