既読です。 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
深い話。
戦前からスカイツリーが建つ現代まで
これは落語界で生きた3人の落語家
初太郎(助六)と菊比古、そして
与太郎(助六)と八雲の物語です。
私は落語の面白さや粋なところが
さっぱり解りませんが、
ストーリーは面白く観れました。
私自身、何かを極めるような人生を
送って来た訳ではないので
登場人物たちが極めようとする落語や
その世界観は何となく程度で理解は
出来ましたが、しみじみとハマるまでは
行きませんでした。
ホントの落語好きだったら泣く噺かな?
菊比古と助六、菊比古とみよ吉、
八雲とみよ吉、助六とみよ吉
八雲と子夏、八雲と与太郎
そして信之助の登場など、ストーリーは
複雑な人物関係を軸に構成されていますが
菊比古は初太郎(助六)を失ってから
全然生気を感じず、可哀想な晩年でした。
八雲(菊比古)にとっては、初太郎(助六)こそが
落語の連れ=心中相手だったのか
それとも落語と心中したのか不明ですが
しみじみとした話でした。
私がこのアニメを観た2019年7月時点で
吉本芸人の闇営業が問題になっていますし、
2020年4月から施設内禁煙が法律化され
彫り物、喫煙、反社会世界との交流
が描かれているこの作品は
やがて放送禁止になるのかな?