四畳半愛好家 さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
フィギュアが動き出す、懐かしい感じのラブコメディー
フィギュアが動き出す、ヲタクにとって夢のような世界で繰り広げられる、ちょっと懐かしい雰囲気のラブコメディー作品。
15分×12話。
主人公が特別格好いいわけでも、感動的な山場があるわけでもないのですが、かわいいヒロイン達に、緩やかながら飽きさせない展開…なかなかの良作ラブコメだったと思います。
原作はまだまだ続くのでしょうが、アニメ版も割と綺麗に締めてくれたのも良かったです。
最終回なかなか綺麗でしたよね!{netabare}
好きなアニメのキャラクターを救いたい気持ち、ヲタクの端くれとして、すごくわかります。
(そもそも鬱エンドを迎えるアニメって意外なほど、少ない気はしますが…。)
{/netabare}
本来触れられないはずの、好きな作品やキャラに向けるヲタクの愛情って、
案外「プラトニックなラブ」ってやつで、悪くないもんだよよなぁ…
なんてヲタクらしく、ヲタクの肩を持ちたくなる作品でした。
本来触れられないはずのものに触れられた主人公が羨ましいぜ…。
(当方、未だフィギュアには手を出していませんが、ちょっと買いたくなってきました!)
以下、項目別感想
◆物語:3.5点
ベタといえる展開も多いけど、ストレスなしで観れる「平和なラブコメ」nな雰囲気が、どこか懐かしく、楽しく鑑賞できました。
15分という短さも、気軽に楽しめた要因だったかも?
◆声優:3.5点
メインヒロインのノーナ役、木下鈴奈のやや舌足らずな話し方が癖になりました。
総じて、特別に演技が冴えている作品でもありませんが、悪い演技もなかったかと思います。(知らない声優が多かったです)
◆キャラ:3.5点
主人公にも好感が持てました(たまに引きますけど)し、ヒロインも可愛い!
ただ、ノーナ中心に話が進むため、出番の少ないヒロインも多く、ほとんど印象に残っていないキャラも…。
◆作画:4.0点
フィギュアキャラは3Dモデルで動かす手法でした。手抜きと言えば手抜き?なのかも知れませんが「フィギュアが動く」本作の特徴としては、これ以上ない表現方法だったのでは?(あにこれ評価は低めですが)
可愛らしく動いていたと思います。
◆音楽:3.5点
音楽はA応PのOP「それゆけ!恋ゴコロ」のデジタル感が作品にマッチしていて良かったです。(恥ずかしながら、途中までノーナが歌ってると勘違いしてました。)
ED「ONE」もどこか懐かしく、悪くない一曲でした!