シャベール大佐 さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
仙狐さんの「うゆん」が耳に残る、癒し系日常アニメ
ある日、ブラック企業に勤める疲れ切ったサラリーマン・中野の家に、見た目はケモ耳の幼女だけれど実は800歳の神使の狐・仙狐さんが現れて、住み込みで世話をしてくれるようになる、といった設定の日常コメディ。全12話。
基本的に内容は、疲れて帰宅した中野を仙狐さんが温かく迎えて癒してあげる様子を描いていくだけですが、一人暮らしの社会人が長時間の仕事で疲れてしまい、家などほぼ寝るだけの場所になっているというような生活は特に珍しくないと思うので、こういう設定への憧れを持つ人はそれなりに多いんじゃないでしょうか。仙狐さんは優しくてかわいいですし、隣人の高円寺や、もう1人の神使の狐・シロなども普通に良いキャラなので、日常アニメとして問題なく楽しめました。ただ、中野のキャラについては、ちょっと真面目すぎるというか、物分かりが良すぎるという感じもして、やや面白みに欠けたように思います。
声は、仙狐さんの「うゆん」(ふゆん?)みたいな口癖が印象的。演じていた和氣あず未は、OPやEDの歌も含めて、とても聞き心地の良い声でした。音楽は、ED曲が良かったです。
最後まで観終わって、まあまあ楽しめました。小学生が「自分のうちにもドラえもんがいたらいいのになあ」と思うような感覚で、疲れた社会人が楽しむといいかもしれません。