でこぽん さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
周りの誰からでも教わることがある。猫からも・・・
この物語は、周りの人たちと隔離した生活を送ってきた青年が、猫を飼うことで周りの人たちと少しずつ交流していく内容です。
とても温かい気持ちになります。
あらすじは、
主人公の朏素晴(みかづき すばる)は独身の小説家。周りとの交友を拒絶し、ほとんどを家で過ごしています。
ある日、すばるは、両親の墓参りで子猫のハルと出会います。そしてハルを小説のネタとして飼い始めます。
しかし、すばるは猫の飼い方がわかりません。
食べ物は何にすればよいかとか、しつけはどうすればよいか、猫の習性はどうなっているのか など
自分では全くわからないので、すばるはペットショップの店員や出版社の担当編集者などに尋ねます。
今まで、周りと極力かかわりを持たないように生きてきたすばるですが、必要に迫られ、かかわりを持つようになります。
そしてすばるが猫を飼っていることを知った周りの人たちも、すばるに話しかけるようになり、いつの間にか交流が深まります。
人間は一人では生きていけません。
そのことを、すばるは猫のハルから教わりました。
簡単なことですが、とても大切なことをネコから教えられたのです。
人間生きていれば、良くも悪くも周りの人から教えてもらうことがたくさんあります。
教わっていると、頭や心が成長します。
たまに「彼からは教わることなど何もない」と偉そうな人が言うことがありますが、そういう人は、もう成長はありません。
周りの人に敬意を持ち、人の話を真剣に聞けば、誰でも成長できるでしょう。
エンディングの「君のとなり 私の場所」も、とても温かい歌です。
是非聴いてください。
{netabare}
私的なことですが、
3日前の昼間に、我が家の2階のベランダが野良猫の親子に占領されました。
梅雨の長雨のせいで、雨宿りできる場所がほしかったようです。
植木鉢の上に巣をつくり、そこで子猫を育てています。
子猫は掌に乗るほど小さく、ようやく目が開いた様子。
帰宅後、妻から布団も干せないので早く追い出してほしいと頼まれ、ベランダに行ったところ、私の顔を見て子猫が怯えきっていました。
あんな顔されたのでは、とても子猫を追い出すことができません。
梅雨が明けるまでは、仕方ない・・・
そう妻に言ったところ、「役立たず」とののしられました(:_;)
{/netabare}