アトランティス さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
一つの大きな区切り。
約6年前に始まったアニメ1期の衝撃から
ついにエレンたちの物語も大きな一つの区切りを迎えました。
3期(後半)にあたる今期は、調査兵団にとって自らの存在意義を覆すほどの真実を得るために大きな犠牲を払った、苛烈な戦いが中心です。
自由を求めて戦った先にあったのは何か……? 今より残酷な現実であったのです。
CMが無く本当にあっという間に一話が終わる感覚でした。
今期は過去の回想のシーンが多く、視聴者にそのキャラごとの持っている考えや、成し遂げたいこと、真価を見せることに重点を置いていたかなという印象です。
あまりぐだぐだと語ってもあれなので、一つ心にきた感想を書くと
最終話でついに海に辿りついたエレンたちは、各々初めて見る海に
感激や興奮を覚えるのですが、エレンだけは遠くの方を見つけて一言
「向こうにいる敵を全て殺せば、本当の自由が来るのか」的な発言をします。
そして嬉しそうにアルミンが抱えていた貝殻がアップに映し出されて……。
このシーンは胸に来るものがありました。
今までずっと「壁の向こうに行って海を見よう!」とエレン、アルミン、ミサカの三人はどんなに過酷な状況下でも、その誓いを胸にお互いに助け合い、支えあってきた。ベルトルト(超大型巨人)との決闘もその言葉がエレンたちを勇気づけた。
その三人の関係に少し、いや大きな溝が出来始めているのが一番最後の最後のシーンで描かれていて、ハッピーエンドで終わらせない所が、制作陣巧いなと思いました。
エレンも、色々な情報が波のように流れ込んできていて、一人で抱えるにはプレッシャーも相当なものだと思うので、次回2020秋から始まるFainal Seasonでどうなるか、目が離せません。
p.s.今回のOPの歌も良かったです。そろそろサンホラCD出して欲しいな。