お茶 さんの感想・評価
3.5
物語 : 2.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ラスボスいじめるなよw
孤児院で暮らす少女、フーカとリンネは、貧しい暮らしの中でも明るい未来を夢見て暮らしていた。
しかし数年後、リンネと離別して孤児院を出たフーカは苦しい生活の中で荒んだ暮らしを送っていた。
そんなある日、不良との喧嘩で負傷したフーカを救った少女がいた。
少女の名はアインハルト・ストラトス。挌闘競技選手である彼女との出会いが、フーカの運命を変えてゆく。(TVアニメ動画『ViVid Strike!』のwikipedia・公式サイト等参照)というあらすじ
リリカルなのはでもなく、その後継者、高町vivioが主役でもない本作。
思い切った設定は、作風にも出ております。孤児院で暮らしていたフーカのヤンキー顔負けなキャラが映えている。
序盤はフーカが苦しみながらも生きていた思いの邂逅であったり、そこをバネにした情熱の姿は胸にくるものがありました。、本作特有のバトルアイドル?みたいなシステムは、良い意味で泥臭く、ここら辺の設定は目新しく面白味がありました。
物語の主軸となっていくのが、主人公と共に育ち、格闘技の世界に先に足を踏み入れたリンネの存在。彼女は強くなるために、想像を絶する努力を重ね、DSAA・U15ワールドランク1位にまで登り詰めていた。ただ、フーカはリンネの人を見下すような目が気にくわないと口論の果て決別。
そこからが拳で語り合う展開に…
熱いじゃないですか。ただね、{netabare} ~ 闇堕ちした彼女の心の鎧を、フーカ以外のキャラで削る削る。リング上では、vivioさんが勝っちゃいましたし、フーカとの直接対決になる頃には、随分 鎧が砕けた彼女になっていやがりまして というか格闘技辞める言いだして復活させてボコすといういじめこれ {/netabare}
フーカVSリンネ最終決戦は当然のラストで、そこをどう最高潮で持ってくるかが評価の分かれ目。本作は思い切った設定ゆえ、どこまでも思い切ってほしかった。安易にキャラ配分などなど都合を考えた尺割を持ち込み、その結果、盛り上がりに欠ける塩梅に。最後までvividしてほしかったのが本音です。(師匠との戦いは後日談)