プラ さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
アニメ版は前座、映画が本番。
アニメ版は前座に過ぎなかった。別につまらなかったわけではないが、世界の理(ことわり)の核心を突くようなものはなかったし、謎も多かった。アニメはキャラ紹介や世界観の説明に終始していただけではあったが、それらは非常にわかりやすかった。ただ、全視聴者が気になっていたであろう「牧之原翔子はいったい誰?」「胸の傷は何?」の二つは明かされず・・・
それを踏まえたうえで見た劇場版。中盤で、牧之原翔子が心臓病であることが明かされたシーンで、すべてが繋がった。そして、映画の後半はどのような展開でゴールに向かうのか、ワクワクが止まらなかった。
一番衝撃的だったのが、麻衣先輩が朔太をかばって轢かれて死んでしまったシーン。麻衣さんのことが好きだった自分は、思わず朔太に感情移入してしまい、絶望感を味わった。
それから、牧之原翔子に過去に戻れる方法があることを聞いた時の希望にすがる気持ち、麻衣先輩を助けつつ自分も生きる方法を探さなければいけない焦り、麻衣先輩を選ぶ代わりに牧之原翔子を犠牲にしなければいけない切なさ・・・いろいろな感情を、朔太とともに味わった。
ラストのシーン。違う道を選んだ牧之原翔子に出会い、すべて成功に導けたことを悟った時の、やりきった達成感も格別だった。
最初から最後まで、本当に楽しかった。(同じ映画を何回も見るという信者オタクみたいな行動は嫌いなのだけれども、)これはもう一回見なければ。
p.s.
麻衣先輩のタイツ最高!!!!