oneandonly さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
巨人の由来を知り節目を迎えるシーズン
世界観:8
ストーリー:8
リアリティ:7
キャラクター:7
情感:6
合計:36
<あらすじ>
夜陰に乗じてウォール・マリアをめざす調査兵団。深い眠りにつく巨人の横を通り抜ける一同の中で、エレンはひとり呼吸を乱していた。「もしも奪還作戦に失敗したら?」「自分は人類を救えるのか?」――震えるエレンに声をかけたアルミンは、エレンとこれまでのことを振り返る……。
(公式サイト50話より)
3期の前半があまり楽しめなかったこともあって、続きがまた始まったんだなというくらいに様子を見ていましたが、あにこれでの評価が高くなっていたため視聴を再開しました。もう、50話も見てきたんですね。そして、あまり面白くないと思いながらもここまで見てきたのが報われるシーズンだったと思います。
2019年春アニメはあにこれ評価4.0点程度の作品が上位という状況でしたが、神回を含む優良回以上の連発により、久々に4.3以上の得点に達しました。これまで視聴してきた方は、是非お見逃しなく!
神回は{netabare}54話。エルヴィン団長率いる調査兵団の突撃、エルヴィンの負傷・落馬、マルロの死(最期に昔の仲間ヒッチの今を想像してうわずりながらの「あぁ、いいなぁ」の台詞はインパクトがありました)、リヴァイの獣の巨人への特攻(滅茶苦茶痺れた。作画枚数凄そう)、そしてシガンシナ区内でのベルトルトとライナー相手にアルミンがようやく策を思いつき、自らを犠牲にエレンと共にベルトルトを打倒(アルミン焼死?)、と{/netabare}盛りだくさんの内容で、見終えた時に30分の1話分と思えない充実感がありました。
優良回は{netabare}その前後の回(エルヴィンが地下室への好奇心を諦めて死ぬ選択をする葛藤シーン、エルヴィンとアルミンのどちらを救うかという展開)と、巨人がどこからやってきたものか、外の世界がどうなっているのかをエレンの父のストーリーで語り、フクロウの正体やエレンの母を食べた巨人の正体(因果だなぁ)まで見せた回。
巨人になる注射が仙豆みたいな効果を発揮するのは超設定で、3期前半あたりでつまらなく思ったのですが、上記のような展開ならぎりぎり許容しても良いかなと。
(本作は巨人に仕組み(変身はまだしも人が入っていて取り外し可能、硬質化はまだしもそれを容易に解除可能)等、納得し難い設定が多少ハードルになっています)
調査兵団は激減し、壁の中の人類としては巨人を殲滅できればヨシだったのでしょうが、最終話で示されたように、巨人が今後も増やされることを考えればその根を断つべく大陸に行き、エレンの父の無念を晴らす展開に進むのでしょうね。
ようやく地下室に到達し、これまで不明だった壁の外の世界や巨人が何なのか{/netabare}等が回収・説明されたのが個人的に楽しめた要因だったと思います。
引き続き名作を楽しみましょう。
(参考)Youtubeで見つけた高揚できるMAD
「【MAD】憧憬と屍の道 FULL 歌詞付き / Attack on Titan opening5 進撃の巨人 3期 OP」
今回は久しぶりにOPも耳に残りました!
<2022.8追記>
続編まだ視聴できておらず、神作画回もあり良かったクールですが、評価(キャラクター)は微減させていただきました。
(参考評価推移:50~52話3.8→53話4.0→54話4.3→55話4.4→57話4.5→59話4.4→4.3)
(2019.5~7視聴、2022.8調整)