たわし(爆豪) さんの感想・評価
3.5
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ヒットの要因は「ラブストーリー」だから
ヒットしていると聞いたので観ましたが、王道の「ラブストーリー」でした。
女性もカップルとかで来ていたりもしてるので、「ラブストーリー」だったことが客層の幅が広がって集客できたのかもしれません。
しかし、作画や脚本には口を挟みたくなるようなほど、単調な演出、まばらで締まりのないキャラクター、脚本ももう少しライトに明るくできなかったのかと思いました。(まあ、ラストがラストなだけに仕方ないのでしょうが)
あともう少しで上半期が終わりますが、今年は「ラブストーリー」がアニメのトレンドになっているのかもしれないです。
お話的には「涼宮ハルヒ」シリーズのようなラブコメとSFを混ぜて「量子力学」の話など出てきますが、科学的な論拠などは特に提示されません。
ここを省くのがライトノベルらしさでもあり、オタク臭い理屈や説明があるものの、重要視していないように思います。それよりは人間ドラマが中心なのでしょうが、如何せんドラマが弱い。登場人物の言動があまりリアリティがないのと、「ラブストーリー」ですがキスシーンも濡れ場も入れなかったのは、ちょっと判断ミスな気がします。原作読んでませんがキスシーンぐらいは入れといたほうがよかったかもしれません。
脚本は男性目線で書かれているからか、少女漫画ほど女性に趣いてません。「きみと波に乗れたら」は脚本が女性なので、非常に女性の心がよくわかりますが、「青春ブタ野郎」(凄いネーミング(笑))は、女性の感情も描かれていますがちょっとオーソドックスすぎますね。
作画も演出もTVアニメシリーズと何ら変わっていないのもちょっと気になりました。「映画」というよりはTVの完結編といった感じなので、弱かったかもしれないですね。