タック二階堂 さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
女子高生の有効活用。
詳細は公式でも。
「あの花」の岡田麿里さんが脚本ということで、
今期の本命候補の一角でしょうね。
“性”に振り回される文芸部のJK5人たちの日常を
描く物語のようですね。
「地味子」と呼ばれるヒロイン・小野寺和紗が、
幼馴染でイケメンになっちゃった泉の自慰シーンを
こう目撃してしまって……というね。
何ひとつケチの付けようがない完璧な初回でした。
作画、キャラデザも良好。これは継続視聴決定です。
====第9話視聴後、追記です。
かなりハードルを上げて視聴してきましたが、
そのハードルを楽々超えてきているナイスな作品。
さすが岡田マリーというところでしょうか。
ここから終盤に向けて、文芸部の女子たちの恋は
どうなっていくのか。楽しみですね。
=====第10話視聴後、追記です。
{netabare}
文芸部のメンバーそれぞれが、リビドーの深淵を
覗き込み、思い悩んで泣いて…
そして泉も…
というお話です。
{/netabare}
泉の気持ち、わかりますね。
リビドーが恋心だと錯覚してしまうことは、まま
あります。ここまでは菅原氏の狙いが当たると
いうことになりますね。本人は散ったと思って
いますか。
いやあ、面白いです。
=====第11話視聴後、追記です。
{netabare}
おおう…
曽根崎先輩が退学処分になりそうなことに抗議
するため、ミロ先生を拉致監禁することに…
{/netabare}
最終回を前に、いよいよ荒ぶってきた乙女たち。
はたして、どういう結末になるのかしら。
面白いです、本当に。
=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}
結局、ミロ先生の拉致監禁が土日前だった
ということで、頭を冷やして穏便に解決しましょと
いうことになりました。
ただ、横断幕に要求を書きなぐり、曽根崎先輩の
退学を無効にする要求は通ったかなと。
で、まあ、それぞれの決着がついておしまいという
エンドでした。
最後のトンネルに「入った」は、ちょっとねえ…。
視聴者に「もしや、貫通した?」と思わせようと
いうあざとさを感じますよマリーさんw
{/netabare}
ストーリー、作画、キャラ、すべての面で高い
水準の作品でした。
性に振り回されるJKたちの苦悩、オンナの面など、
あっちと違って女子高生を目一杯「有効活用」した
作品ですねw
ただ、なんていうか、ちょいちょいエッセンスは
蘇るんだけども、全体的には遠い日の花火みたいな
距離感を感じる内容でした。
いい作品なんだけど、リアルに寄り添う感覚には
なれないなーという。現役高校生なら、身に詰まる
ものがあるんでしょうかね。
なんでしょうね。
おっさんが観ても、そんなに響かない作品なんで
しょうか。いや、面白かったんですけどね。