esso-neo さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
つながりたいから、つながりたいけど
数々のやばすぎる秘密を漏洩させ目を釘付けにするその展開、ピングドラム以来である。
はたして歌ってバンクでけつに突っ込んでかっぱらい、これを繰り返し一つ一つ話が進む。幾バラ作品にしては理解しやすい方だ。ユリ熊はまじで解釈不能だった。
驚いたもので、最終回の怒涛さがまた。坂口安吾に言わせれば「文学とは人の持つ懊悩」だそうだけど(あってる?)、その懊悩、「つながり」がえらいタイミングで出てきた。
後半に回想として出てくる3人の夢がかなった未来だ。
逃れられんのだ。つながりたいけど逃げられないのだ。同じ事で結局なやむのだ。これを文学的作品なんていうんだろうか。
それにしては胸に迫る力が強い。インパクトも。ただ悩んで終わらず、その演劇的な映像は何かエネルギーをこっちに寄越そうとするのだ。ストレートには教えてくれないけど叫びたくなったあなたはこういうはずだ。
さらざんまい!!