タック二階堂 さんの感想・評価
4.1
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
シスコン・ブラコン兄妹に振り回される人たち。
詳細は1期でも。
その1期「TRUE ROUTE」の続きから始まります。
それぞれが一学年上がり、京介の学校に黒猫が入り
ゲーム制作部にいる所からのスタートです。
10話まで観ました。
作画は、さすがA-1です。前作から変わっても、
まったく違和感がないどころか、少し向上している
ほどです。
{netabare}
ストーリーも京介と黒猫が付き合って、別れて、
そのおかげで桐乃の京介に対する本当の想いを
聞けて、いい最終回でした。
という流れからの、尺が余ったのかというような
メルルライブの話と、次が京介の一人暮らし回…
なんで?
{/netabare}
というところまで観ました。
続きは完走後にでも。
=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}
あやせを振って、桐乃が京介を好きになった理由の
エピソードまでがテレビ放送版。
まあ、ここで終わらせたってのもひどいもんだなと
思いますが、未放送エピソードが3話分あります。
1話は黒猫をぶった切る内容。
次の1話は桐乃に告白してOKもらう&加奈子を振る
内容。
最終話は、幼馴染の麻奈実との最終決戦&実は、
卒業までの期間限定恋人で、結婚式場でキスをして
期間終了、ふつうの兄妹に戻りますよという内容。
いや、なんというか…
まず1期からの違和感を片付けておきます。
・あやせに対する京介の接し方が違和感
あんなセクハラ的なことや、あやせのエッチな写真
をウェブで探すといったキャラというか関係性では
なかったでしょう。なんか後に劇的に振るために、
あえて距離感を近付けさせたという感じに見えました。
・加奈子の言動に違和感
そもそも、京介の家にあやせと加奈子が遊びにきた
1期で会っているでしょうが。グラサンオールバック
は加奈子に、桐乃がオタクってところを見せない
ための変装だったわけなのに、がっつり限定一人
暮らしアパートに来て素顔を見ても…
ああ、もうめんどくさい。要するに、桐乃にラッキー
スケベしたのを見てからガッツリ嫌ってたじゃないの
ということ。これも、劇的に振るための舞台装置
として加奈子がいたに過ぎないということです。
そして、これは皆さん、おそらくさんざん書き
尽くしているだろうと思いますが(過去レビュー
見ていないので予想)、圧倒的に兄妹が気持ち悪い
です。特に兄。
これがね、たとえば「実は異母兄妹だった」とかで
あれば、それはそれでアリなんです。
今やっている、あだち充の「MIX」みたいにね。
でも、血のつながった兄妹で、これはないでしょう。
それを開き直って「近親相姦、上等だ!」って
叫んじゃう兄って、どうなんでしょうね。
クリスマスをホテルで過ごして、妹が兄のベッドに
潜り込んで、兄はおっぱいをつつく。
最後には結婚式場で熱いキス。
それで「実は卒業までの期間限定の恋人ごっこ
でした」(チャンチャン)で、収まるわけないでしょ。
繰り返しになりますが、これが義理の兄妹なら
OKなんです。周囲には伏せていたけど実は…とか。
(あ、義理の兄妹でもダメか…)
それに、そのために黒猫はじめ、いろいろな女の子を
ひどい振り方をするというのもね…
それが狙いなのでしょうが、黒猫に会いにクリス
マスにマッドシティ(松戸)に行くシーン。これが
「やっぱり、お前が好きなんだ」ということで
あって欲しいと願わざるを得ませんでした。
ま、結果はそんな訳はないのですけど。
{/netabare}
ストーリー的には、最後まで観られるぐらい上手く、
いろいろな要素を盛り込んで面白いと思います。
でも、生理的に無理です。僕はね。
妹萌え属性のある方なら、金字塔になる作品なのは
よくわかります。わかるけど、ダメだなぁ…
当たり前ですが、黒猫と結ばれるのがいちばん自然
なんだと思いますけどね。