「ラブライブ!school idol project(TVアニメ動画)」

総合得点
87.1
感想・評価
3120
棚に入れた
13462
ランキング
171
★★★★☆ 3.9 (3120)
物語
3.7
作画
3.9
声優
3.7
音楽
4.2
キャラ
4.1

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ネタバレ

RFC さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

致命傷となった2点がなければもっと良かったと思います

【作品概要】
 歴史ある名門女子高が、入校希望者激減で廃校寸前。
 親の代からこの女子高に通う主人公、
 高坂穂乃果が廃校回避のための打開策として思いついたのは
 スクールアイドルを立ち上げて
 入校希望者を確保することだった。

【作品に対する感想】
 先に断っておきますが、この作品に関しては本当に
 フラットな視点から評価できているか自信がありません。

 変にリアル寄りに作られたことが、
 逆に違和感になってしまった気がします。
 
 そもそもアイドル部って何?
 学校の宣伝に生徒が前面に出てきてるのが
 非常に違和感を感じます。
 じゃあ高校野球との違いは何?
 と言われると回答に困りますが(^^;
 高校野球(などの従来の部活)が教育的側面があると言えば
 そうなんですが、アイドル部だって本気でやれば、
 魅せ方とか売り方とか普通の学校で学べない
 経験は得られそうです。

 売りのライブに関しては、ダンスパフォーマンスは
 綺麗だったと思います。
 ただ、歌が…露骨に萌アイドル系で、苦手でした。

 
1)物語
 メンバーがなかなか集まらなかったり、
 ファーストライブ観客なしなど
 辛辣な現実があったりとこういう面は良かったと思います。

 ただ、一番の見せ場{netabare}(μ'sリスタート){/netabare}で
 どうも受け入れられなかったシーンが2つあって、
 物語大幅原点です。
 

 後半に導入された先輩後輩なしのルールがどうも
 受け入れられず。
 最近のみんな横並び教育みたいな印象で、
 違和感が強かったです。
 体育会系みたいな先輩の言うことは絶対服従というのも
 極端すぎて気持ち悪いんですが、余りになーなーなのも
 どうかと思ってしまいます。

2)作画
 ライブのダンスシーンは良かったです。
 
 キャラデザはちょっと苦手かもです。
 ちょっと目が古い感じのデザインかなと。 

3)声優
 歌の時に全員が上ずったアニメ声で歌ってたのが
 どうも苦手でした。
 
 会話してる時の個性のある声でそのまま
 歌ってほしかったかなと思います。

4)音楽

 OPED ネタバレすぎ(笑
 μ'sにメンバーが加わるたびに増えていくとか
 そういう演出欲しかったですね。

 あと歌に関してはどの歌も露骨なアイドルソング一辺倒で
 もうちょっといろんなジャンルの曲があってもよかったかと。
 せっかく絢瀬と西木野がクラシックやジャズ系が好きって
 設定なのにもったいないです。
 落ち着いたバラードや切ない曲とかあっても良かったのでは?
 ソロやユニットに分けてみるという選択肢もあったのでは?
 
5)キャラ
 ①高坂穂乃果
  考えるより行動の直感型。
  自身の能力は平均値ですが、天然で人を上手く動かせる
  才能の持ち主。結果、集団を束ねた時
  大きな力を引き出します。
  またバイタリティーも半端ではなく、普通の人なら
  心が折れそうなところ、ガッツで乗り切ります。
  {netabare}ただことり連れ戻しがあんまりな行動だったため、{/netabare}
  私はあまり好きになれませんでした。

 ②南ことり
  衣装担当のお嬢様。
  なんというかもうちょっと自分の意思が欲しい娘です。

 ③園田海未
  アイマスの千早的キャラデザと立ち位置で
  やっぱりこういう娘がお気に入りになります。
  真面目だけど弱点だらけ。

  ただ最後の言動は残念でした。


 ④西木野真姫
  ツンデレ1年生。
  ピアノや歌がある程度できる娘。
  ツンデレキャラってめんどくさいって思いがちですが、
  この子は割と好きですね。実力が伴っているだけに。

  歌の声質は一番この娘が好きでした。

 ⑤絢瀬絵里
  才色兼備の生徒会長。
  自他に厳しい人ですが、こういう人好きですね。
  もうちょっと上級生として前面に出て
  みんなを引っ張ってほしいキャラでした。
  もったいない…。

  歌の声質は2番目に好きです。

 ⑥東條希
  才色兼備の生徒副会長。
  生徒会長の手綱を握る影の会長のような気がします。
  (悪意は全然ないんですけど)
  こういう包容力のあるオネーサン大好きです(爆死

 ⑦矢澤にこ
  もう痛すぎて見てられませんでした。
  キャラ大幅減点です。

6)好きなシーン
{netabare}
 ①スクールアイドルの妄想で乱心の海未
  気にはなるんだ って突っ込まざるを得なかったです。

 ②ダイエット中に当たり前のように団子喰ってる
  穂乃果とことり

 ③にこ襲来
  好きなシーンというよりラブライブを見ている世代は多分
  わからんと思うタイトルをぶっ込んでたことに笑いました。
  Evaの使徒襲来ですよね。

 ④絢瀬絵里の告白
  「私はあの時、あなたの手に救われた」
  決して力強い一言ではなかったけれど、
  絵里が穂乃果の目線に合わせてそっと背中を押した一言。
  これはちょっとウルッときました。
  
{/netabare}  

7)納得できないシーン
{netabare}
 ①海未 ひっぱたいて「最低です」
  責任感と喪失感で潰れそうになっていた穂乃果の目を
  覚まさせるのにひっぱたくのはありと思います。
  しかし「最低」は言い過ぎと思います。

  みんな横並びのμ'sにおいてでも、穂乃果の存在は
  みんなのよりどころになっていたと思います。
  実質的リーダーと言ってもいいでしょう。
  それが立ち止まったり辞めたりと言うのは
  μ'sにとって大打撃なのは解ります。

  ただそれは「他の誰もがリーダーを全うできないから
  穂乃果にやってもらわないと困る」という利己的な
  理由であり、自分ができないことを棚に上げて
  他人に最低と突き放すのはホントどうかと思います。
  海未が本当に「穂乃果が自分に嘘をついているから怒った」
  というのならばもう少し言い方があったかなと思います。

  やめて欲しくないと懇願するとかであれば
  全然良かったんですが。

  このシーンだけに限って言えば、誰がどう言おうが続けると
  言い切ったにこのほうがよっぽど正論でした。

 ②ことりの留学を止めに行った穂乃果と幇助した海未
  ことりに行って欲しくないのは重々理解した上での話ですが
  人生を一変させるほどの大チャンスを棒に振らせる選択肢を
  とったこの二人の思いがわかりません。

  もちろん「行くな」と言われてハイそうですかと
  「行かない選択をしたのはことり」なので、
  穂乃果と海未だけに全ての責任があるわけではないですが、
  背中押してやれよと言いたいです。
 
  増してや海未はここでも自分ができないことを
  穂乃果にさせてます。
  
{/netabare}

投稿 : 2022/09/19
閲覧 : 463
サンキュー:

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