鰺鱒 さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
とにかく情報量が多い小ネタ満載戦国コメディー
原作知らず。
織田信長に仕えることになった忍び・千鳥(くノ一と言うには幼い少女)と、そのお供・助蔵の視点から見た、織田家戦国絵巻。。。?
現状三期まで放映終了した第一期がこちら。史実ベースで言うと1560年頃から1567、8年頃までか。1話あたりOP曲45秒+本編165秒のミニミニ構成番組。
絵は丁寧。動きもこのお話しならば十二分。デザインも個人的には好ましい。
一期のOPは2パターンありますが、いずれも幼い顔立ちの千鳥がばっさばさと敵兵を切り倒していくアンバランスさ際立つシーンが印象的です。一期のOPは、主人公千鳥が内に持つ「危うさ」を強く表現しているような気がします。
中身はと言うと。。。
二人の忍びと、それこそ「信長の野望」を織田家スタート、浅井家スタートでもしない限り名前も知らんだろう人物たちが、枠の狭さに当てつけるかのようにひたすら喋くり倒します。165秒間の内で声がない時間がないのではないかと思うくらいに台詞が多いです。一緒に見たツレ曰く「情報過多で疲れる」。その上30秒に一度はネタをぶっ込んでくるので、確かに観疲れする作品かもしれません。
ネタは戦国時代好きならニヤリとするようなものから、ドタバタ・ナンセンスギャグまでバリエーション豊富です。そんなネタのオンパレードの合間に歴史的意義や、そのような事態になった考証を挟み込んできます。うーん、確かに情報過多(笑)。
とにもかくにも忙しい作品ですが、信長好き、歴史好きはもちろんのこと、特に歴史に興味がない方でも楽しめる作品と思います。多くの方にお勧めしたい作品です。