tinzei さんの感想・評価
3.3
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
じゃあなジェイ、またな
戦争が終わり、存在する七つの都市のライフラインが天上人に管理された時代。都市の一つジュドでは管理局局長シュン・アウローラが特務課を作り弟のダイスケと超法規的措置で認められたアンドロイド、ジェイにジュドで起こる様々な事件を調査させる。
ダイスケとジェイがいろんな事件を解決していくうちに都市の陰謀や兄の企みに巻き込まれていく。
基本一話or二話完結、出てくる事件も殺人や爆破事件、マフィア絡みなど様々。ただ事件が多い割にゲストキャラは少ないから、どちらかというとレギュラーキャラが事件に巻き込まれるパターンが多い。
前情報なしで観たけど珍しく当たりだった。個々のキャラ設定がしっかりしてたし、時代背景も個人的に好きな設定だし、完結型だからそれぞれの話も分かり易かった。
ただ分からないとこ?というか不満な点が少しある。
まず、エチゴ(本物)の目的は何だったの?それを話す前にシュンに殺されたからよく分からなかった。
次に、設定上七つの都市があるって言ってたけど、結局ジュドしか出てこなかったし、名前だけならボマがいたマグナガリアが出たけど、他五つに関しては名前すら出てこなかった。一応都市間交流は無いって設定だけどそこ出身のキャラぐらいは出して欲しかった。
最後に、個人的な要望だけど天上人の母親出して欲しかった、シュンの憎しみの元凶だったのに結局回想だけで終わったし、おじと夫の対立に耐えられなかったって言ってたけど、何で子供たちを置いてったのかよく分からなかった。
作画は背景とか乗り物のデザインは良かったけど、キャラデザ(外見)は好きになれなかった。特に女の子のビジュアルが酷い。90年代のキャラデザを無理やり2000年代風にしたって感じ。ただキャラデザ担当の後年の作品を観てみると、原作がある作品に関してはキレイに描けているから、あまりオリジナル向けの人じゃないのかな?
1→禁制品を売る流民と殺された現地マフィア。流民を追い敵サイボーグを倒すが犯人は口封じされる。
2→ファミリー同士の抗争でクレアが獣顔の傭兵を雇いガソリンナパーム弾使おうとするが、ダイスケたちが阻止。
3→美女カードが流行るが、連続無差別爆破と関係していた。
4→顔が狼のボマが現れ、クレアに唆されてジェイを狙うが失敗。
5→ジェイが不具合で子供を襲う。だが子供はアンドロイドでクレアの刺客だった。
6→先物取引でクレアが儲けようとするがダイスケの機転で逆に大損。
7→2の傭兵との戦闘時に落としたペンダントを追って地下世界へ行く。傭兵とまた出会ってしまうがボマに助けられる。
8→自分を捨てた父を恨む男。異母弟を殺そうと密造銃を買うが何も起こさず。
9→モニカの母親が惚れた男がパスポート偽造業者。
10→爆破予告が届く。調査で軍基地へ行きキョウコ祖父と会う。犯人は無人の戦艦で祖父と共に戦艦を沈める。
11→悪党ばかりの連続殺人事件が起きエジムンドの元カノが疑われる。実は同僚が元カノに催眠をかけていた。
12→街のシステムを管理する天上人が来る。一部が殺され、別の一人が勝手に地下へ行ってしまう。
13→12の続き。クレアのビルに行き攫われた天上人救出。
14→爺の復讐を止めるためにジュドに来た自然の民の姫をエスコート。
15(特別編)→13の一見でクレアに雇われた殺し屋に攫われ自白剤を打たれる。雇った殺し屋が裏切りクレアを襲撃、修理したジェイとキョウコが現れダイスケを救出。
16→兄シュンが狙撃される。クレアが疑われるがノリエガにハメられ逃げる。犯人は将軍とシュンの秘書。
17→外陸へ行き自然の民と父を殺したマシンを作った人間に会う。エチゴとショップの関係を知り、エチゴを追い詰める決意をする。
18→兄と喧嘩になり特務課を解体されクビ。エチゴを知るクレアを探し救出する。ジョバンニから渡されたもので特務課を復活させる。
19→ボマを追ってきた催眠術師。ボマの妹ウサギは存在せず。ダイスケの尽力でボマが仲間になる。
20→ジェイの偽物が出てヤクザを殺す。ダイスケも警察署で襲われるがアントニアと本物のジェイが倒す。
21→エジムンドの部下ロメオがノリエガたちに殺される。証拠を隠蔽されエジムンドはノリエガを殴ってクビ。ダイスケが保釈させ特務課に入らせる。
22→流民が女マシンに殺される。殺された流民が地図に無い島を見つけたことを知りエチゴの隠れ家と踏み調査するが女マシン以外もぬけの殻だった。
23→モニカの家が燃え特務課で雇う。ジェイと父親ごっこをするがエジムンドが見かねて引き取る。ダイスケの銀の銃弾からデータが見つかり、エチゴが母のおじだと分かる。
24→エチゴが死んでいたことが分かる。ジョバンニが将軍に命令されシュンを狙うがダイスケが阻止。エチゴのふりをしていたのはシュンで、軍将校と結託していた。正気に戻ったクレアから全てを聞くがジェイがシュンに操られる。
25→操られたジェイを止める。軍のクーデターとシュンの計画が発動し街を支配。クレアがマフィアに戻り、ダイスケは兄に会いに行く。
26→ダイスケが本部に乗り込みシュンと対峙。クレアは将軍部隊の助けで街にいる軍と戦う。軍の首脳陣は自決するがシュンは自決を阻止されダイスケに説得される。