二足歩行したくない さんの感想・評価
2.6
物語 : 1.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 2.0
キャラ : 1.5
状態:観終わった
全話真顔で視聴しました
元は大和田秀樹著の4コマ漫画で、1話150秒程度の短編アニメです。
DVDレンタルを借りて視聴しました。
収録作はU局の地上波で放送されていたものとGUNDAM CHANNELで配信していたものの合わせて19作品で、お台場でWALL-Gにて投影されたものは対象外となっています。
なお、私自身がGUNDAM CHANNELを使用していないので、GUNDAM CHANNEL配信作と同じものが全て収録されているかは不明。
ファーストガンダムのパロディ作品で、アムロやシャア、ララァ、セイラさんなど、お馴染みのキャラクターがデフォルメされて登場します。
声優は一新されていますが、元の声に合わせたキャスティングがされています。
当然違和感はありますが、全く異なる声をあてているわけではなかったです。
一年戦争が舞台ではありますが、シリアスな要素は全くなく、ガンダムファンが知らずに見ると怒り出すようなふざけた内容となっています。
シャアは露出狂の変質者でアムロはムラムラが収まらないM男設定、ダメ親父のギレンは14歳のキシリアになじられ、ララァとセイラはシャアとアムロをボコボコにするという無茶苦茶なガンダム作品です。
サンダーボルトの合間に本作を見たので、落差が凄すぎて、同じガンダム作品として頭で処理することができませんでした。
機動戦士ガンダムという名作を面影すら残さないレベルでクラッシュし、ファンの思い入れがあるキャラやセリフを散々オモチャにしてしまうヤンチャぷりには鳥肌が立つほどでした。
こりゃあ怒る人は怒るわ。ガンダムファンは閲覧注意な内容だと思います。
余談ですが、毎話後に流れる数十秒程度のエンディングテーマの中で、機動戦士ガンダム劇中の名言が挟まるのですが、シャアのセリフの時に表示される歌詞が「見せて貫おうか。連邦軍のモビルスーツの性能とやらを」となっているのはなんだろう、何か逸話あっての演出なのでしょうか。
"貫おうか"はもちろん正しくは"貰おうか"なのですが。
元が4コマ漫画で、1本あたりの尺も短いので、脈絡もなくとんでもない展開となり、話によってはオチもなく終わります。
面白いかと言うと、まぁ、全話真顔で視聴しました。
元を知らなければ意味不明、知っていても訳が分からない、微妙に知っている部分があるくらいでネタ的には丁度いいのかも知れません。
あと、全話を通してみましたが、多分、本放送時に週一回くらいのペースで1話だけ見るのがベストかと思いました。
一気に見るのはちょっとしんどかったです。