Jun さんの感想・評価
2.9
物語 : 3.0
作画 : 2.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
ゆうた、六花と比較して
中二病ラブコメだと思うのですが、二人の関係に全然ワクワクしなかった。
過去の中二病のために家族はかなりダメージを受けてる。お母さんまだ泣いてる。それに中二病に対して嫌悪感が残ってる。ただ主人公は脳内設定より家族が大切ということに気づいてる。で、黒歴史をバラすと担任に脅されて仕方なくヒロインに中二病やめるようにアプローチするけど、キスされてラブコメ状態に。
これってやっぱりコメディなのか。
お父さんが突然亡くなったとかいう、中二病妄想を正当化する設定がないため、学校という共同生活の場を単に乱しているようにしか見えない。さすがにコスプレ登校は問題だと思う。いじめられちゃう。かわいそうとなる。主人公は正論に終始。
ラストシーン、校舎屋上に突然、教室の机を何百個も寄せ集めた“神殿"が現れて(やっぱりコメディ?)、ヒロインがその上から飛び降りようとするんだけれど、過去の勇者に変身した主人公が中二病根性を見せて、ヒロインに惚れ直させたみたいな?展開。「この現実世界はクソだけど、見えない敵はたくさんいて十分戦闘で楽しめる」って、ヒロインを説得する。
リアルから疎外されて、現実から抜け出る儀式という設定で飛び降りようととしていたヒロインに、中二病設定のままでも現実の中でリアルに対抗できるという選択肢を出して、ヒロインがなんとか納得した。ヒロインも実は現実で生きたかったんでしょう。
いじめられて追い詰められて、その分ドラマチックなはずなんだけと、どうもヒロインの気持ち、人間性に自分は納得がいかない。性格がかわいくない。まあハッピーエンドだからいいかな。