Ash-Lynx さんの感想・評価
4.3
物語 : 5.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
清々しい程の厨二病
人工知能に政治を任せているのが『火の鳥』、人類補完計画が『ナウシカ』、NERVの地下巨大施設感が『AKIRA』、ロボットバトルとシリアス要素が『ガンダム』のオマージュか
そしてストーリーは旧約聖書(ユダヤ教)の"救世主メシア"(シンジたちやエヴァンゲリオンのこと)と、新約聖書(キリスト教)の"ヨハネの黙示録"(黙示録=世界の終わり=セカンドインパクトや使徒の襲来、人類補完計画?)の合わせ技だ。
過去の伝説的作品の象徴的な要素を上手く踏襲しつつ、新たな作風(セカイ系)を生み出すという有能っぷり。
そして厨二病の飽くなき追求は、清々しい程までだ。ここまで病気に染まってたら、もはや病気じゃねえ!?
ラストの展開のヤバさ(意味不明さ)と1分くらい続く予算カットの1枚絵とかに批判はあるが、よくよく考えればそこまで難しい問題ではないと思う。"人類"をシンジただ1人に絞ったことが分かりづらかったのかな?庵野監督も鬱を患ってたわけだし、まあ大目にね?(監督の精神状態が至って良好であれば、そもそもこの作品やセカイ系という系譜は生まれてないと思う)