プクミン さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
時間を忘れ魅入ってしまった
タイトルの通り、時間を忘れ魅入ってしまいましたが、面白いかと問われると悩む!!
実際面白いところがあったかと聞かれても、特に無いと答えます。
では、簡単なあらすじから。
男10名で箱根駅伝を目指しますが、10人中8名はその気が無かったのに、気が付くと走っている。
主人公は1年生の走(カケル)と4年生の灰二(ハイジ)。
カケルはリアルに考え箱根駅伝なんて無理と主張する一方、ハイジはいけるいけると理想を掲げる(アニメだし)。
次に内容。
カケルがハイジの目に止まり、箱根駅伝10人目として捕まえます。
1話はハイジがカケルに仲間達を紹介する為、キャラ紹介で終わり。
2話は、ハイジやカケルを含め、どうやればみんなが走るようになるかという内容。
3話目以降は、箱根駅伝に向けての練習やら何やらなので、話として魅入るのはここからでした。
キャラが個性的で、誰が誰だか分かりやすく、更にそれぞれの気持ちが素直に表現されているので、見やすい作品でした。
10人のキャラの中で、一番のキーマンになるのは王子だと思っています。
このキャラはどういうキャラかというと、団体競技だとありがちかも知れませんが、悪く言えば足手まとい。
ただ、この王子のキャラは一番好きで、理由は以下の通り。
{netabare}
自分が劣っている事を知っていながらも、決して諦めず、愚痴をこぼしながらも形振り構わず仲間の為に走っているところや、人一倍努力をしている姿が強く描かれていた。
特に、公式タイムをクリアしないと参加資格すら得られない場面で、ゲロを吐いてでも最後まで走ったところなんかも、王子の魅力と言えると思います。
{/netabare}
ヒロインらしいヒロインは、葉菜子という人物が一応いるにはいますが、このヒロインよりも走者10名の方が魅力があると感じました。
なので、この作品を見るに当たって、走者達に魅力を感じる事が出来れば楽しめると思います。
また、人間離れしまくった記録の伸び方があるので、リアルな考えを捨ててみた方が楽しめます。
萌え要素は全くありませんし、熱血スポーツというより、感動スポーツという感じです。