ようす さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
その漕ぎ出した未来に…。素敵な旅をご一緒しましょう♪
2015年に劇場で公開されたOVA。
ARIAは大好きなシリーズだけど、
これを観たら最後か…と寂しくて、観れずにいた作品。
ようやく観る決心がつきました。
やっぱりARIA。
作中の時は流れても、変わらないこの空気が大好きです。
すさんだ心に温かな光が差し込む…。笑
全3話で、1時間ほどの作品です。
● ストーリー
テラフォーミングされた火星が、
水の惑星・アクアとなった未来。
ヴェネツィアを再現してアクアに築かれたネオ・ヴェネツィアでは、
ゴンドラで街を案内する“ウンディーネ”と呼ばれる職業があった。
一人前のウンディーネとなることを目指して地球からやってきた
水無灯里(みずなし あかり)は、
小さなゴンドラ会社“ARIAカンパニー”に入社し、
不思議で素敵な日々を過ごす。
時系列としては3期の後。
灯里たちがプリマとなり、後輩も入社しています。
しっかりとした?一人前のウンディーネとなった灯里たちの姿が見れたり、
練習に励む後輩たちが
かつての灯里たちのように街の不思議に奔走していたり、
回想シーン(新規エピソード)も多く、
プリマになる前、まだ街を奔走していた灯里たちにも会えたり、
たった3話だけど充実しています♪
美しい映像、心地のよい音楽、
そして変わらないアリア社長の可愛さと灯里から感じる安心感…。
私は開始4分で満足していましたww
そして1話目が終了した15分後ですでにうるうる(´;ω;`)
交わす言葉はなくても、
笑顔だけで伝わってくる素敵さ。
その温かさに涙する、これがARIAよ(´;ω;`)
ほんと、これぞ伝説的な作品だと再確認。
● キャラクター
久しぶりにARIAを見て、
灯里というキャラクターの魅力を痛いほど感じました。
灯里の周りは素敵に溢れている。
それは、灯里が素敵を見つける天才だからというより、
いろんなことを素敵だと感じられる心を持っているから。
作中のアリシアさんの言葉の通り、
灯里を見ていると体が透明に澄み渡っていくのです。
藍華(あいか)が聞いたら
「恥ずかしいセリフ禁止!」とツッコミが入りそうなセリフもたくさんw
でも灯里のそんなセリフ、
私は大好きなんですけどね♪
灯里の“お別れ”に対するセリフは、
すごくぐっときました。
{netabare}
「お別れはいつだって寂しいです。」
「でもそれはたぶん、いいことなんですよ。」
「寂しければ寂しいほど、悲しければ悲しいほど、
それは大好きな存在だったからなんです。」
「これは一生ものだって思える、キラキラ輝き続ける愛おしい存在。」
「だから、切ない思いもまた、幸せ者の証なんですよ。」
{/netabare}
私も、ARIAとお別れを感じてももう大丈夫だと思えました。
● 音楽
ARIAの音楽はすべて大好きです。
主題歌も、挿入歌も、アテナのカンツォーネも、劇伴も、
とにかく全部大好きです。
だから、久しぶりにアニメの中で聴くことができて感無量…!
ARIAの劇伴は睡眠時に聞くとすごく心地いいのでおすすめですよw
● まとめ
これを観たらARIAとお別れだと思っていました。
最後だと思っていました。
だけど、そうじゃなかった。
いつでも振り返れば、灯里たちに会える。
変わらない思い出の日々が、そこにある。
そう気づかされた劇場版でした。
この作品の魅力を言葉で語り尽くせないのがもどかしい!
とにかく素敵にあふれた、大好きな作品です。
心が透明に染まっていくような、
心地よい時間をありがとうございました^^