TaXSe33187 さんの感想・評価
2.6
物語 : 1.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 2.0
状態:観終わった
見てるこっちは大爆笑
評判は以前から聞いていて、ちょうどAbemaTVで一挙放送をするということでクソアニメマイスターとしては見ずにいられないと視聴
……いやあ評判に恥じない出来映えで大満足
陣営も時間軸も半端に移り変わるダブルヒロイン体制で感情移入を全力で防ぎつつラストはボタンポチーで戦争終了、みんなエガオ!の超展開
ヒロイン二人が出会うのは本編ラストの瞬間だけっていうのがまた味のある展開だった
で、視聴した結果思ったのは「帝国要らなくない?」だったり
戦争の無情さをテーマにしたのは分かるけど、ラストは環境とか人類全体の未来に焦点が当たっちゃったわけで
「謎の怪物が侵攻してきて、正体を調べたら過剰に利用したクラルスが原因だった」くらいザックリしたシナリオで十分だったなと
ステラの立ち位置は辺境伯軍の双子の女の子のほう(名前忘れた)にすれば、
「現実が見えない博愛主義者と現場を知っている兵士」って構造と対立を早期に作れただろうに
ステラが実は○○(伏せる意味ないけど)の娘だった!?みたいなのも国を跨いでやるよりよほどスマートかつ意味を持たせられたはず
ロボットの戦争に関しては「作画コスト大変なんだろうなあ」くらい
敵味方、搬送用車両全てホバーで稼働部位の少ないCGってのは負担を減らす工夫がみえて素直に好き
その分乱戦の迫力に力を注いでるってのが分かるし
まあ、砲撃もそこそこに乱戦を始めたり、終盤のエガオキャノンが言うほど威力無い固定砲塔だったり戦争描写全体のツッコミ所はむしろ多いんだけど
「このラストだし言うだけ野暮かな」でスルーしただけで全体の違和感は凄まじい数になる
そういうモヤモヤを経たあとの「ボタン押したらなんか平和になった百合エンド」のおかげでコッチは涙がでるほど笑ったので大満足かな
「笑顔の代価は作品のクオリティだった」、ということが本作品の伝えたいことなのかもしれない