にゃん^^ さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
レズと青い春
公式のINTRODUCTION
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少女の儚く、そして強く輝く、美しい一瞬を――。 高校生の青春を描いた武田綾乃の小説『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章』がアニメーション映画化。みぞれと希美、2人の少女の儚く美しい一瞬を切り取ります。制作は、映画『聲の形』で第40回日本アカデミー賞優秀アニメーション賞、東京アニメアワードフェスティバル2017アニメオブザイヤー作品賞劇場映画部門グランプリなどを受賞した京都アニメーション。そして、監督・山田尚子、脚本・吉田玲子、キャラクターデザイン・西屋太志、音楽・牛尾憲輔ら、映画『聲の形』のメインスタッフが集結。 繊細な人の心を映し出してきた制作陣による、 ――誰しも感じたことがある羨望と絶望。そしてそれらを包み込む、愛。 この春、あなたの心に「響く」一作をお届けします。
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スタッフ{netabare}
原作:武田綾乃(宝島社文庫刊『北宇治高校吹奏楽部、波乱の第2楽章』)
監督:山田尚子
脚本:吉田玲子
キャラクターデザイン:西屋太志
美術監督:篠原睦雄
色彩設計:石田奈央美
楽器設定:高橋博行
撮影監督:高尾一也
3D監督:梅津哲郎
音響監督:鶴岡陽太
音楽:牛尾憲輔
主題歌:Homecomings
音楽制作:ランティス
音楽制作協力:洗足学園音楽大学
吹奏楽監修:大和田雅洋
アニメーション制作:京都アニメーション
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キャスト{netabare}
キャスト(声の出演)
鎧塚みぞれ:種崎敦美
傘木希美:東山奈央
リズ/少女:本田望結
中川夏紀:藤村鼓乃美
吉川優子:山岡ゆり
剣崎梨々花:杉浦しおり
黄前久美子:黒沢ともよ
加藤葉月:朝井彩加
川島緑輝:豊田萌絵
高坂麗奈:安済知佳
新山聡美:桑島法子
橋本真博:中村悠一
滝昇:櫻井孝宏
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公式のあらすじ
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———ひとりぼっちだった少女のもとに、青い鳥がやってくる———
鎧塚みぞれ 高校3年生 オーボエ担当。
傘木希美 高校3年生 フルート担当。
希美と過ごす毎日が幸せなみぞれと、一度退部をしたが再び戻ってきた希美。
中学時代、ひとりぼっちだったみぞれに希美が声を掛けたときから、みぞれにとって希美は世界そのものだった。
みぞれは、いつかまた希美が自分の前から消えてしまうのではないか、という不安を拭えずにいた。
そして、二人で出る最後のコンクール。
自由曲は「リズと青い鳥」。
童話をもとに作られたこの曲にはオーボエとフルートが掛け合うソロがあった。
「物語はハッピーエンドがいいよ」
屈託なくそう話す希美と、いつか別れがくることを恐れ続けるみぞれ。
———ずっとずっと、そばにいて———
童話の物語に自分たちを重ねながら、日々を過ごしていく二人。
みぞれがリズで、希美が青い鳥。
でも……。
どこか噛み合わない歯車は、噛み合う一瞬を求め、まわり続ける。
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感想
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ボッチだったみぞれは吹奏楽部に入ってオーボエをはじめて
自分を部活にさそってくれたフルートの希美のことが好きだったんだけど
希美は1回、自分を置いて吹奏楽部を出てっちゃったから
帰ってきた希美を放したくない、って思ってて
その気もちが、課題曲の「リズと青い鳥」にも出てて
希美は希美で、才能があるみぞれにちょっとやきもちを焼いてたみたいで
2人のソロパートが合わなかったんだけど
今まで、おはなしを自分たちに重ねて
青い鳥は希美のことだ、って思ってた2人が
ほんとの青い鳥はみぞれだ、って気がついたら
自分たちの気持ちの整理がついた。。
ってゆうおはなしだったみたい。。
自分がさそった相手が自分よりうまくなって、焼きもち。。
でも、相手は自分のことが大好きで、ってゆうおはなしは
「ピアノの森」でもあったけど、音楽と青春で悩む
そんな、よくありそうなおはなしでも
セリフをけずって絵で見せる、京アニの力で
すごく気持ちが伝わってくるおはなしになってたって思う^^
「ピアノの森」は男子どうしで、こっちは女子どうし。。
でも、主人公が、さそってくれた子を思う気もちは
こっちの主人公のみぞれの気もちが、音楽より希美に向いてたから
感想のタイトルは「レズと青い春」にしたけど
女子どうしで抱き合ってたりして、たぶんまちがってないって思う^^
みぞれが希美を思う気もちはラブなんだけど
希美がみぞれのこと思う気もちは、うらやましい友だちで
ふつうの恋愛ものだと、告白されちゃったらOKかダメで終わるんだけど
うまくごまかして、ラブストーリーをスポ根にしちゃったみたいな。。
そんなごまかし方が上手で
どっちも傷つかなくって、いい終わり方だったと思う^^
公式のあらすじに「ひとりぼっちだった少女のもとに、青い鳥がやってくる」
って書いてあるけど
はじめは、ぼっちの少女がみぞれで、青い鳥が希美って、思わせて
「リズと青い鳥」とこのおはなしが分かってくると「?」ってなってきて
実はみぞれが青い鳥だ、って気がつくところは
見てるにゃんも、2人とおんなじ気もちになれて、すごいって思った^^
もしかして、童話のリズも
自由に空を飛べる青い鳥がうらやましかったのかも?
それが、自分にはマネできない、すごい能力だ、って分かってるから
そんな青い鳥を、自分の近くに置いとけなかったんじゃないかな?
ほんとは何にもみぞれに勝てない希美は、それを見ないフリして
自分がボスだって、自分にもまわりにも思わせてたけど、いろいろあって
見ないフリができなくなってリリースしようと思ったんだけど
それをみとめたら自分がこわれちゃいそうだから、逃げた。。
でも、そのことに気がついた、みぞれが
愛とやさしさで、希美を抱きしめたから
希美は、イヤなことを見る勇気が出たんだって思う。。
はじめは好きな相手に振り向いてもらえないみぞれがかわいそうだったけど
さいごは痛い自分を受け入れた、希美がかわいそうだった。。
これで、みぞれが希美のこと、そんなに好きじゃなかったら
希美はホントにかわいそうだったと思う。。
「響け!ユーフォニアム」のスピンオフだったけど
「ユーフォ」を見てなくっても分かる、いいおはなしだった^^
でも、おはなしがよかっただけじゃなくって
「ユーフォ」ではメインのキャラもたくさん出てきたから
「ユーフォ」の復習にもなってよかった♪
童話の「リズと青い鳥」も読んでみたくなるおはなしで
うまくシンクロしててよかったし
キャラも音楽も、もちろんよかったんだけど
リズ役の子が、棒読みだったのがちょっとザンネンだったみたい。。
{/netabare}