えりりん908 さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ミステリーとダークファンタジーの融合が不思議な・・・
一気に観れる、サイコホラーっぽい作品でした。
作品の中で発生する事件や謎が複雑に絡み合って、
ミステリーとダークファンタジーを融合させて、
両方楽しめるようにっていう贅沢な物語になっていますが、
こういう作り方、私は楽しく観れたけど、
構成が錯綜してしまって、どっち付かずになっちゃってる感じもあって、
そこが中途半端だって感じちゃうと、高く評価するのは難しいかも知れません。
ミステリーの方のメインキャラ・天才捜査官キースが、
そんなに天才的な感じがしなくなっちゃってるし、
ダークファンタジーの方のヒーロー・黒羽も、
その壮烈な出自の秘密にフォーカスが当たり切らないから、
「ぼくはここにいる。ぼくを見つけて!」っていう
重要なはずのテーマがボヤけちゃった感じ。
さらに残念なのが、黒羽の探し求めている相手が××××(ネタバレ回避ですww)なんだけど、キャラクターが全然生きてないんです。
それでも一気に鑑賞できたのは、
本来なら、狂言回しか語り部ポジションのリリィと、
サブキャラに過ぎないはずのカエラの二人が、
とにかく生き生きとしてて、
可愛いうえに男前なので、その活躍を見てるだけで、とっても楽しかったからです。
いろいろ詰め込もうとし過ぎてまとまりを欠いたけど、
この女性警察官二人のキャラの魅力にひたるだけで、
十分に面白く鑑賞できると思います。
実際、何周もしちゃいましたが、やっぱり観てて楽しいのは、
リリィとカエラのおかげでした!