tinzei さんの感想・評価
2.9
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 4.5
音楽 : 2.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
わからないことが多すぎる。。。。。。。。
93年映画『獣兵衛忍風帖』の続編。
巫女であるしぐれと宝玉を狙う鬼門衆とヒルコ一味、巫女と宝玉を保護した獣兵衛、濁庵、つぶての旅。
一応前作からの続き、共通キャラは主人公獣兵衛と濁庵だけ。
巫女一行がヒルコと鬼門衆を退けながら旅をする、一行と言っても獣兵衛が盗まれた宝玉を取り返すために単独行動したり、つぶてが逃げたり、ずっと一緒にいるわけではない。
とりあえず作中で分からないことが多すぎる。
まずこの作品で出てくる鬼門衆は前作の弦馬たち鬼門八人衆とどういう関係なの?闇公方が絡んでるから関係ないわけないだろうし、同じ鬼門衆なら闇泥と弦馬の関係は??
次に濁庵の目的は?巫女の事情と鬼門衆、ヒルコのことを知ってたから巻き込まれたわけじゃないだろうし、前作だと闇公方のことを調べてる公儀隠密だったけど、公儀隠密なら柳生の味方だろうし、矛盾することになる。
次に一番最初に獣兵衛に会ったヒルコ一味の男(CV:中田譲治)は何で宝玉を持ち逃げしたの?ヒルコは元々巫女を守ろうとしていたわけだし、わざわざ外に出す必要なくない?
次にこの作品のオチが分からない、結局しぐれは何者なの?柳生が言うには巫女こそが宝そのものらしいけど、どういうこと?
これまた最後にヒルコの頭領と鬼門衆の頭領がちっこい鬼?みたいな姿になって兄弟って言ってたけど、いやどういうことよ?二人ともかつての王朝に仕えていたってこと?
次に、1話につき1人以上の敵が出てくるけど、その出てきた敵が鬼門衆かヒルコかわからないことが多い、まあ最終的に会話から読み取って分かるようになるからいいけど、どっちか分かるような印でもつけといて欲しかった。
まあこんなとこかな。
多少なりとも前作と明確な共通項があれば「前作観た人は観てね」って言えるけど、これじゃ「観てね」どころか「観なくていい」だよ。
声優も前作と変わっている、主人公は山ちゃんから小山さん、濁庵の青野さんから藤本譲さんに変わっている。
そして若本さん、関俊彦さん、大友さん、勝生さんなど前作で敵の声を当てていた人たちがまた声を当てている、この作品だと出てくる敵も多くて1話で死ぬ敵がほとんどだからたくさん声優さんを使わなきゃいけないのはわかるけど、何で前作で使った人をまた使う?共通キャラの声変更は許せるけど、全く別キャラの声被りは許せん。
作画は微妙、さすがに映画版の前作越えはないなって思ってたけど、それにしたって酷い、別に絵の粗さはいいんだけど、キャラのビジュアルが酷すぎる(特に女性)、前作だとメインヒロイン含め敵のくノ一もそこそこ美形だったのに、この作品で出てくる敵くノ一はバケモノとブサイクばっか、一応エロい格好とかしてるけど、顔がブッサイクだからエロさを一切感じなかった、ちなみに乳首は無し。