Ryuvay さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
凄まじいほどの量の伏線とその回収
・自分は「ねらー」である、もしくはROM専だが時々見る、2chネタ・コピペネタが好き。
・タイムリープ・タイムスリップ系サスペンスファンタジーが好き、あの巧妙な伏線とその回収がおもしろい。
・アニメやマンガの空想科学が好き
・中2病が主人公でも抵抗は無い
以上4つ挙げましたが、ざっくりこれがこのアニメの内容であり、あてはまれば観るべきですw
タイムリープ・タイムスリップ系サスペンスファンタジーのセオリーを踏襲していると言ってもいいと思います。
ネタバレ無しでレビューのしようが無いくらい、物語全体がすでに伏線。
ヒントは1話と最終話のサブタイトルが全く同じであるということ。(後日訂正、微妙に違うなw)
ここから推測されることは、第1話丸ごと全てが伏線です。
第1話に主人公に異変があるが、あとは何事もなかったかのように進む日常。変わらぬ気軽さ。仲間との楽しい毎日。突然襲いかかる絶望。それを仲間への想いと運命に対する憎悪にも似た執念で何とかしようとする主人公。とてもカッコよかったと思います。中2病ですがw
なんといってもこのアニメの登場キャラは、秋葉原が舞台だけに、みなどこにでもいそうなオタクがそろっていて、なんというか、物語の登場キャラらしからず、みんな人間くさいんです。すごくカッコ悪いと言うわけでもなく、すごくカッコいいと言うわけでもなく、カッコいいこと言うわりには、みんな小心者で恥ずかしがり屋で寂しがり屋で・・・。そういったものが、逆に物語に引き込まれていくキッカケになりました。実際の史実を取り入れているところもそうです。そんなリアリティ溢れる内容があるからこそ共感も得られたんだと思います。(IBN5100ならぬIBM/5100も実際にあった機種で自分も社員研修で写真を見た記憶がありました、ジョン・タイターも実際にネットに現れた人物、Wikiなどで調べると結構出てきます)
内容についてはここまでとして、序盤少しダレてきます。しかし、問題提起されているにもかかわらず解決のしようが無いので放置されている状態なのでどうしようもない状態とも言えるところなので、ある程度の緊迫感を残しています。なので、ここで視聴断念してしまうとかなりもったいないです。あと1話観てみましょう。なにかがあるはずです。そして観終わったら、もう一度初めから観なおすことを強く勧めます。きっと手をたたき、指をさし、「これか!ここがそうなのか!」と言うでしょう。
最後にこういった空想科学を取り入れたアニメを観るにあたり注意点をひとつ。
物語における空想科学とは、定義や理論が物語によって違う。理解できないことがあり、調べてもわからなければ、それは「そういうものだ」と深く考えないことです。
もちろん、そういった方向性で観るのもひとつのおもしろさだと思います。ただ、物語のおもしろさはそこだけではないので、あまり固執しないほうがいいと思います。
とりあえずツンデレテンプレートクリスはかわいいですw
あと、スーパーハカーことダルの中の人がが関智一さん(最近ではペルソナ4の「巽完二」役やFATEのギルガメッシュ、有名どころでフルメタの主人公「相良宗介」)だったことに驚きました。
もうひとつ最後に、BD版の最後にアフターエピソードがあります。かなりよかったですよw