退会済のユーザー さんの感想・評価
4.2
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
現実と向き合い、もがく少年少女たち
突如現れた本間芽衣子。
幽霊か、はたまた仁太の幻想か。
そこから物語が始まる。
若者たちの、繊細で複雑な心の動きを丁寧に描けている。
彼らの目線、言動に目が離せない。
それぞれの思いが近づくにつれ、気づかぬうちに
あだ名で呼び合う描写は見事だ。
そして、涙が美しい。
これほど流動的で綺麗な形をした雫は、アニメのなかでは一番かもしれない。
切なくて良い話だと思ったが、好みの作品ではなかった。
つらい内容が心苦しいし、演出が少々過剰だと感じたところもある。
でも、たくさんの人や評論家がこのアニメを支持しているため、私の感覚がおかしいのかな、と自分を一度疑った。
それでもこのアニメから一つ学んだことがある。
それは、人の言動には必ず「理由」があるということだ。
だからこそ、人それぞれ好みがあるさ、と私は割り切ることにした。