Ash-Lynx さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
スチームパンクな進撃の巨人
東京喰種(もしくは進撃の巨人、新感染)のスチームパンク&不死ゾンビバージョンのような作品。監督は荒木哲郎なので作画は大体完璧。そしてオリジナルアニメということで、色々とクオリティが高いね。
敵(ゾンビ)はバタリアンや進撃の巨人のようにほぼ無敵(心臓が金属?でできており、頭を吹っ飛ばしても死なない)で一般人には到底倒せず、サバイバルの緊張感はウォーキングデッド以上かも。
後半は、vsゾンビではなくvs人間の様体を示してきており、進撃の巨人感がより一層増した展開に。
前半と比べ、色々と陰謀に巻き込まれたりして生駒の成長や無名の葛藤などのヒューマンドラマ要素に注力されている。前半ではキャラの掘り下げが足らない感じがしたけど、後半では良く描けていると思う。
美馬(ビヴァ)は解放がどうのとか言ってるし、ラテンアメリカの解放者(革命家)シモン・ボリバルが元ネタかな。ボリバルとビヴァは響きが近い。しかしコイツの登場でトンデモ展開化してきて、もう進撃の原作みたいだ…^^;
後編は劇場版前編よりも評価が下がってるけど、個人的にはこっちのトンデモ展開の方が好きやな。敵キャラや設定の荒がなければ傑作だったと思う。本筋はめちゃくちゃ良いのにもったいない