退会済のユーザー さんの感想・評価
1.6
物語 : 1.0
作画 : 1.5
声優 : 2.0
音楽 : 2.5
キャラ : 1.0
状態:途中で断念した
「常識を教えるのを忘れた」というパワーワード
盾の勇者の成りあがりを見たので、ついでにこちらの作品も見ることにした。
今まで「なろう系」というものを自身が理解していなかったのも悪いのだが、この系統の主人公は基本「無敵最強」がテンプレのようですね。
{netabare}
①:常識を教えるのを忘れた
1話から賢者の爺さんがこのぶっ飛んだ発言をしたのが、物凄く印象に残ってしまった。子育てをする上で「流石にコレは無いだろう」と半ば呆れながら見てました。
②:主人公について
作者が主人公の設定をあまりにも強くし過ぎたことが原因なのか、何かに躓いてコケることが皆無で感情移入しにくい。これは、「異世界はスマートフォンとともに」の主人公と同じような設定でした。
また、「常識を教えるのを忘れた」という爺さんの教育課程を理由に、色々と周りがドン引きを繰り返す日常が多く描かれてます。ただ、何事にもこの設定を当てはめてしまうので、魔法でクレーターを作ったり、魔物が灰になったりしても、周りのリアクションも薄く叱りつける人間も居ないので「おいおい・・・」といったコメントを出したくなりました。
③:魔道具がもはやチートアイテム
これは気にしないでおこうと最初は思ってましたが、ちょっと無理でした。ファンタジーの世界なのに「漢字」を多用している為、少ない文字数で制服を最強装備に出来てしまい、婆さんからは「これは国宝級の装備」とお墨付きを貰うほどです。
元々自身の生い立ち等の記憶は無いが、前世で学んだ知識だけは持っているという設定なのでアレですが・・・。流石に今いる世界に存在しない文字が反応しているのはやり過ぎかと感じました。
{/netabare}
④:感想
他にも言いたいことがありますが、突っ込みを入れると止まらなくなるので辞めました。王道のテンプレートが詰まったストーリーなので、「盾の勇者」程の嫌悪感はありませんが、主人公の何でもアリの設定が、物語全体に悪影響が出てしまい、物語中の緊張感や盛り上がりに欠けるため飽き安いです。
最後にEDが意味不明で、基本録画したものを視聴していたので「あれ?この作品はED無いのか?」と勘違いを起こした程でした。※冗談抜きでVRキャラを使った何かのCMだと素で勘違いしましたw
追記:EDについて
録画をしていた分を見返したところ、最新話の6話だけが本編とのつながりの無い映像に差し替えられていました。たまたま6話だけが編集ミスでそうなったのか、これからもこのEDになるのか・・・
≪追記≫
結局、この6話で視聴断念しました。EDがおかしくなった6話まで通して見直してみたところ、設定の甘さ、キャラの言動、安易なストーリー展開etcが酷すぎて心が折れました。
正直、この作品の何処に魅力を感じるのかと言われると「皆無」としか言いようがありませんでした。
「なろう系作品は酷いものが多い」とネット情報をみて「ただのアンチなんでしょう」と思った私が甘かった。この作品や「盾の勇者の成りあがり」を見た後では「そんなこと無いよ」とは到底言えないです;;