haiga さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
「今」を生きゆく乙女達
今観終わりました
いや~良かったです。色々気になる所はありますが、こまけえ事はいいんだよ精神です。
1度は現代より進んだ文明が衰退し、緩やかに滅びに向かっていく世界が舞台です。かつての大戦は旧時代の遺物となり、神話のように語り継がれています。
主人公は砦を守る5人の乙女たちです。全員兵士ですが、どちらかと言うとかつて世界を滅ぼした伝承の存在を慰める巫女みたいな位置づけの存在ですね。
(私の解釈です、間違ってたらすいません)
簡単に説明。新米喇叭(ラッパ)手のカナタは幼少期、寂れた砦で金髪の女性兵士に聞かされたトランペットに魅せられて、兵士になれば同じ様に吹けると思い込み、喇叭手に志願します。
配属されたのは第1121小隊。そこは「時告げ砦」と言う場所を護る女性だけの部隊でした。
優しい隊長のフィリシア、熟練喇叭手のリオ、無口な整備士ノエル、最年少のクレハ。
軍隊でありながらどこかゆるく、楽しい日常に素直なカナタはすぐ順応し、小隊の仲間たちや町の人々と交流する中で、打ち解け成長していくのでした。
確かに重箱を突っつくような(突っつかなくとも?)
ツッコミ所は満載です。
旧時代の大戦が神話になるような昔にあったとは思えない事。
砦にあるタケミカヅチの動力はどうしてるのか?
過去のフィリシアが闘っていた相手は何者なのか?
他にも沢山ありまくりますが。
この世界の歴史の流れがよく整理されてないように感じてしまいます。たぶんナウシカみたいな世界観にしたかったんでしょうがちょっと不十分でした。
が、冒頭にも書きましたがこまけえことは良いんです。5人の乙女は可愛らしいし、主人公のカナタもとても素直な良い子です。あといつも元気な娘役が多い悠木碧さんが無口なノエルを演じてたのも新鮮で良かった。最後の終わり方も優しい感じです。
まったり日常系アニメが見たい方にはオススメです。