たわし(爆豪) さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
実写版観たので
夏には「ライオンキング」が待ってますが、同時期公開が劇場版の「ワンピース」ということで、ついに日本一の少年漫画の牙城が崩れるかもしれません。
実写版はいろいろ言われていたウィルスミスのジニーですが、さすが名優ということで良かったです。ロビン・ウィリアムズの芸達者ぶりに引けを取らないといった感じ。
「フレンドライクミー」や「ア ホール・ニュー・ワールド」など、ディズニーランドで散々聞いてきた曲も忠実に再現されているとともに、非常にディズニーらしい映画としてまとまっていました。
しかし、ロッテントマトなどによるアメリカの批評家にウケが悪いのもうなずける内容で、ただアニメを実写化しただけなのでアニメを見れば良いじゃないかという意見と、監督がイギリスが生んだ近代映画監督として名高いガイ・リッチーが監督していますが、ラストにはほとんど名前が出てこなく、デカでかと「ディズニープレゼンツ」と印を押していたことが押し付けがましいと思われた気がします。ガイ・リッチーの監督の作家性が完全にありません。それに新規追加のジャスミンの歌がかなりポリコレ(ポリティカル・コレクトネス)を意識しているのも、時代ですが、これもやはりあざとく押し付けがましいです。アメリカの批評家はよく見てますね。
なので、ディズニー好きの人のための映画であり、ディズニーリゾートのアトラクションに近い構成ですが、映画としては平均以下の凡作ということになります。
アニメは言わずと知れたディズニー第二次最盛期の名作です。
この頃から決定的に女性と子供に向けて映画を作り始めたと言われます。アメリカナイズされた価値観ですけどね(笑)