レタスの人 さんの感想・評価
3.0
物語 : 1.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
これは黒歴史ノートか何かか?
ブレイブルーの様な中二病的な視聴者がよくわからない設定をガンガン乱発するスタイルで、先が気になるかというと全くそうでもない。
その癖主人公の正体に関しても根も葉もない所謂チート能力をこじつけたもので跳躍した話になるし、それについての伏線になってない伏線(天井事件だとか)を張って整合性を取ろうとしてるが、そこまで視聴者も心は広くないと思う。
作品の全体的な感じは冒頭にブレイブルーの様なと説明したが、世界観の構成はかなり似ていて、それをファンタジーではなく近未来にしたような感じだ。
実際に物語冒頭から何が何だかわからぬまま大人数で第666拘束機関解放、次元干渉虚数方陣を展開しまくっている。
ヒロインはヒロインしているとは言い難いが、非常に可愛く、放映版でなければパンツがやたら見えるようになっている。
ただし評価できるのは女の子の可愛さくらいで、メインキャラは全体的に魅力があるとは非常に言い難い。
無駄にピックアップされた十束についてはまだしも(それでもだから何よって感じだが)学園要素とどこにでもいる(いねえよ)高校生という設定でスタートした割にどこに感情移入すればいいのかさっぱりわからない。
そもそもとして突き詰めると登場人物が殆どクズなんじゃねえか?と思える適当さというか無責任さというか。
とにかくまともな思考とは思えず、早い話話に合わせる為にキャラが動いているので、こいつらが何をしたいのかを深く考えてみると精神異常者か何かと勘違いするほどに非常に不気味である。
ただマニアックである意味ライトという点からミーハー系のサブカル向けアニメとしては良いかもしれない。
どんなクソアニメでも余りある良い点やその独創性から大概高い評価を下す俺がアニメこき下ろすのは珍しいので本当にお勧めできるアニメではない。