レタスの人 さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
クソ中二アニメと思ったら良作のギャグアニメだった
まずマーケティングの仕方が悪い。
タイトル、扉絵、概要のインデックスからパッと見、狂気や賭博や人間性の闇を安易に描こうとしている典型的中二クソアニメ(正確には漫画)だが、中身は全く別物であり、大絶賛に至る。
一体どういう話だったかというと、一言で表すなら。
「ギャグアニメ」
である。
真面目にやってる中で大ボケをかますシュール系。
変な女が学園内で他の変な女と、賭博。というよりはひたすら無茶苦茶な条件のゲームをしながら漫才や顔芸、勝手に発情して公開オナニー(言葉通りの意味)を繰り返すアニメであり、そこからのはちゃめちゃな展開やキャラたちの反応を見て大爆笑するアニメである。
これは皮肉でもなんでもなく、狙っていると考えられるほどにぶっ飛んだ内容であって、それについては視聴して確かめて欲しい。
シリアス的な内容も次に大ボケをかます為のフリでしかなく、シュールギャグアニメとしてかなり完成度が高い。
逆に”ギャグアニメだ”という正しい認識が出来なければ内容をちゃんと理解せず、雰囲気だけを楽しむタイプや子供以外は本当につまらないアニメではあるかもしれない。(つまり恐らく製作者は全力で笑わせに来ているだけで、物語、考察やキャラ心情を考えるのが殆ど無駄という事)
期待の無さと裏腹に余りに面白かったので二期も継続してみたが、二期に関しては序盤から飛ばしていく。
「このアニメはこういうアニメですよ?」と紹介するばかりに主人公と主人公にレズMラブな元ライバルが無駄に発情しながら真面目に戦おうとしてる敵を勝手な乱交に巻き込むという作品を体現する超ギャグである。
つまりどういうアニメなのかを早めに理解したいなら、2期の初戦を見れば高速でご理解いただけると思う。
因みにところどころ真面目に進行はものの、シリアス度の高かった大ボスすら途中からギャグ要員として描かれている為、結果的には全てがギャグになる。