nloveY さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
作者の終わらせたい所で終わることができた感
10点中7点(例 7点→☆3.5 8点→☆4)
①視聴のきっかけ@何週目?
・話数は忘れたが途中で視聴を断念した記憶があるため
・一週目
②どんなアニメ?
錬金術といわれる「等価交換」の原則のもと、物質を理解、分解、そして再構築する学術が存在する世界が舞台。錬金術において最大の“禁忌”とされる「人体錬成」を行い身体の一部を失った兄、身体の全てを失った弟の兄弟が失ったものを取り戻すため旅に出る。
③高評価ポイント
・ストーリー全体として蛇足がない。
・使い捨てのようなキャラが少ない。
・終わり方が清々しい。{netabare}(俺の人生半分やるからお前の人生半分くれ){/netabare}
④低評価ポイント
・続きがみたいと思わせる演出が少ない。
・過剰な心理描写が多々あり中だるみを感じる。(特に戦闘中)
・ホムンクルスの設定が活きない(傲慢、色欲、暴食、嫉妬、強欲、怠惰、憤怒、それぞれが活きるエピソードが欲しかった)
⑤疑問点/改善点
・使い捨てのキャラクターは少ないがキャラクターが膨大な分、たくさんのキャラクターにフォーカスされ後半の主人公サイドの印象がやや弱い。
・感情の起伏として{netabare}ニーナ{/netabare}の部分がピーク。
・錬金術の一辺倒さ加減。
・ホムンクルスサイドの描写が少ないので敵キャラとしての魅力に欠けた、物語の着地も想像できるので後半失速気味。
⑥総評
長期連載の漫画群の中では全体として非常に良くまとまっている作品であると感じました。 {netabare} (某少年誌であれば平和が訪れた後、新たな敵がという展開になっていたことでしょう){/netabare}
しかし、たくさんのアニメを見てきた側の意見としては先の展開が何となく想像できる以上、キャラクターと要所要所のエピソードが魅力的でないとどうしても中だるみを感じる結果となってしまいました。
アニメとしても評価が高い本作ですが私個人としてはこのような作りであれば漫画向きであると考えます。