でこぽん さんの感想・評価
4.2
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
あなたは友達を救う為にノーベル賞級の発明を捨てられますか?
この物語は主人公の性格を好きになれるかどうかで、評価が全く異なります。
主人公の岡部倫太郎は、自尊心が強く、虚栄心もあり、人の言うことをあまり聞きません。
だから、第一話で見るのを止めた人も多いと思います。
私も見るのを止めようかと思ったほどです。
ですが、それを我慢して数話見ると、物語の展開に病み付きになってしまいます。早く次が見たくなってしまいます。
そして、いつの間にか、この物語に感動し、涙してしまいます。
物語のあらすじは、
主人公を中心とする仲間たちで研究所をつくり、おかしな研究をします。
研究所といっても、アパートの一部屋にパソコンと電子レンジと冷蔵庫、テレビがあるだけの、ちっぽけな場所です。
しかし、その研究所で、いつの間にかノーベル賞級の凄いものを発明してしまうのです。
だが、その発明の影響で、これ以上ないほどの不幸が友達に訪れます。
そして、主人公が友達を救うためにとった行動が、実に人間味あふれており、感動します。
あなたが仮にノーベル賞級の発明をし、その影響で友達が最悪の不幸に見舞われたとき、
そして、その研究を無かったことにすれば、友達が助かるかもしれないとわかったとき、
あなたは、どうしますか?
主人公の岡部倫太郎は、研究者の前に一人の人間でした。
何よりも友達を大切にする人情味あふれる人間でした。
この作品を見終わった後、そう感じることができ、温かい気持ちになりました。