ノリノリメガネ さんの感想・評価
3.0
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 2.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
美しい所作とリアルな音
こういう男の子同士が仲良くするような腐女子向け作品は普段は見ないのだけど、今回は題材が弓道ということで視聴した。個人的に高校のときに弓道部だったので、今回目にとまったのである。
{netabare}
弓道における射法八節ってのがあるのだけど、それがとても丁寧に描かれていたように思う。ひとつひとつの所作が美しく、それを眺めるだけでも楽しめる。
また、音にもこだわりを感じた。弓を引いた時の音。また矢が的に当たったときの音。どれもリアルで懐かしさを感じた。
ストーリー自体は単純で、部員のいなかった弓道部に5人の新入部員が集まり、さらにコーチも加わり、絆を深めながら県大会を目指すというもの。
人間関係的にはミナトとセイヤとマサさんとシュウの四角関係にやきもきする感じ。
全体的にキャラクターはあんまり好きなキャラがいなかったけど、シュウくんはかっこよかった。
女子部員は中途半端だったのでむしろいなくてもよかった。
まぁ普通に考えれば、部活始めてすぐに大会出て、県で優勝するなんて現実的でないんだけど、そこはアニメだからと許容すべき点か。
しかし経験者の中でリョウヘイだけは高校から弓始めたわけで、この短期間での上達を考えれば正直シュウやミナト以上にリョウヘイが天才なんじゃないかと思った。
弓道は個人戦に見えて実は団体戦なので、その辺の試合の緊張感も出てて良かった。シュウみたいなオチに強い選手がいることのあの心強さってすごいし、現に外さない選手ってホントかっこいいのよなぁ。
それに重い弓を扱える選手は矢のスピードが速くて離れた瞬間に的に当たる音がしてとてもかっこいいんだよなぁ。
内容はともかく、なつかしさを感じる作品だった。
{/netabare}