大重 さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
高品質な名作。ただ微妙な心のズレも…。
さすがの劇場版クオリティ、作画、演出、音楽、全てにおいてクオリティが高く申し分ない名作です。
ただ、品質的には90点台を付けても良さそうなのに、80点台と評価したのは心からハマりきれなかった部分があったからかも。
それは作者との多少の感性のズレなのかもしれません。
一から十まで心が重なるわけでもないのは仕方がないことですね。
まあ単純に、男性視聴者としては拓実に共感してストーリーを追い、成瀬順をヒロインだと思って可愛いと思って見ていたのに、拓実が選んだのが菜月であったことに違和感を覚えただけかもしれない。
物語として必要だったのはわかるけど、イマイチ納得できないんですよね。
だって順の方が可愛いし…。
あれ、今までも「このヒロイン選ぶの?」と違和感を覚えると評価を下げていたっけな? そもそもヒロインが最初から決まっている場合を除くと、複数ヒロインから誰かをしっかり選んだ話自体が少ないか。
音楽については良かったのですが、既存曲かぁ…とも。
いや高校生の創作と考えれば非常に自然です。そんなピアノをやっているからという理由で簡単に作曲できる高校生がぞろぞろ居るわけがない。
しかしオリジナルの名曲をつけてくれたほうが魅力的だったろうな、とも。
とまあ、不満ゼロとはいきませんが感動的な良い作品であったのは間違いないです。