「劇場版 響け!ユーフォニアム ~誓いのフィナーレ~(アニメ映画)」

総合得点
87.5
感想・評価
423
棚に入れた
1953
ランキング
150
★★★★★ 4.3 (423)
物語
4.1
作画
4.5
声優
4.3
音楽
4.4
キャラ
4.3

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ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

期待以上の仕上がりかと。

響けユーフォニアムの劇場版作品ですね。
初っ端から告白シーンとか言うアクセル全開の切り込みからスタートしたのは私の予想はるか斜め上を行きましたw

大まかな時系列は新入生勧誘〜コンクールまでですね。
今回から新入生が入る事になりキャラも大幅に増えます。

ところが、新入生には新入生らしい悩みがあったりする訳なんですよね〜コレがまた。

まずは呼び方。
月永くんの様に呼ばれたくない名前やあだ名って結構ありますよねw
これは何だか共感出来る部分ありましたw
実は私も珍しく苗字だったりw

次は美玲ちゃんの人間関係。
正直、人間関係って面倒くさい部分はありますよね。
交流って初めてしまうと楽しいけど中々踏み出せなかったり、自分に実力があっても上手にその場に馴染めなかったりする事って誰でも経験あるのではないでしょうか?
だから馴染めてしまっている人に少し嫉妬してしまって自分の殻に閉じこもってしまうのかもしれませんね。
これも少し考えさせられましたが、久美子が頑張っていましたね^ ^


今回、いい意味でも悪い意味でも新入生の奏ちゃんはかなり目立っていました。

ただ、それも単純に性格が捻くれてるとかではなく、そうした振る舞いにも理由がある訳なんですよね。
昔のトラウマみたいなものがあるわけです。

先輩よりも実力がありコンクールの代表に選ばれた。
だから、頑張って先輩の想いを乗せて…プレッシャーにも負けずに精一杯の練習の積み重ね努力して本番に臨んだ…でも、それは彼女だけじゃない他校の生徒もコンクールまで遊んでる訳ではない同じように練習をしてるんだから…結果は現実はやっぱり厳しい…コンクールでは成果を出せなかった。

久美子も言っていましたが、それは当たり前にあるんですよね。
誰にだって…私にもあるし、これを読んでくださってる皆さんにもあるハズです。

ただ、私が考えさせられたのはこの先にありました。
より良い結果を出せなかったら、部員はこれなら先輩に出て貰えば良かったと手のひらを返した点でした。

フォローするとしたら先輩への思い出づくりにさせてあげたら良かった…となるのかもしれませんが、結果を知っての掌返しは、どうだろうかな?と思います。

ここからは私の私情なのですが…
私はアプリゲームの団長をしています。
20vs20のリアルタイムのギルバトゲームです。
チームとして一緒に頑張って勝っても負けても、それはチームの結果です。
だからどんな結果でも誰が居たらとか、誰がミスしたとを悔やむのではなく全員でしっかり結果を受け止めようと伝えています。

だから、私はこの奏ちゃんの話しを聞いた時に部員で納得したメンバーでコンクールに出て結果を出せなかった。
辛い気持ちもわかるし…そう考える人だっていると思います。

ただ、そんな言葉を奏ちゃんに聞かせてはいけなかったんじゃなかったか…必要なかったんじゃないかと思いました。

この辺りは本当に色々と考えさせられる部分もあり私自身ウルウルきました。
しかし、こちらも久美子が上手く纏めていました(´艸`)*
いい先輩ですね^ ^

そして、加部ちゃん先輩の顎関節症
これは聞いた時にビックリしましたね。
でも、加部ちゃん先輩は心が強い人ですよね。
例えば、自分の立場に置き換えたとして多分、私は治療もあるし部に残っても迷惑になるから辞めると考えたと思います。
皆さんはどうですか?

でも、加部ちゃん先輩は治療をしながら部活で自分の出来ることを見つけて治療しながらも部員の皆んなのサポートをする事を決断して実行出来る人なんです。

言葉にすると簡単かもしれませんが、これって心が強いんだと思います。
勿論、本人からすればショックだし心も折れたでしょう。
でも、それを背負った上で決断する。
そして実行する強さがあるんだと感じました。

あと、久美子の恋愛模様も気にはなるんですがやはりこちらは劇場版ではあまりピックアップされてなかったら気もします。

さて、今回の一番の見所はどこだろう?
見所はかなり多かったってのが正直なところなんですよね。
ここまでが長いんで1つあげると。

今回の課題曲「リズと青い鳥」
2018年4月に劇場版公開され現在ではBlu-ray&DVDが発売されています。
皆さんは目を通しましたか?
レンタルなんかでも貸し出しされてますしアニコレの皆さんの感想を読ませてもらいましたが、かなり高評価が多い印象を受けました。
私も去年感想を書かせて頂きサンキューも沢山頂きました。

今回の劇場版は途中リズと青い鳥と同じ時系列が描かれていました。
簡単に考えるなら、希美&みぞれ達が過ごした時間…一方久美子達はって感じで考えるとわかりやすいでしょうか?

このコンクールでは、この2人のリズと青い鳥の掛け合いの本番が聞けるのです!
考え方次第ではリズと青い鳥のその先が少し描かれてるイメージでしょうか?

安心してください!
もちろん、リズと青い鳥があの一作だけでも楽しめるように、リズと青い鳥を見てないんだけどと言う方が見ても劇場版作品として充分楽しめます!
ただ、見ていた方がより強力にいい演奏に聞こえると思いました。

結果はですね。
喜びはあるけど、現実は厳しい…そんな感じの結果でしたね(つд;)

で、EDの後に久美子部員から久美子部長になっていましたw
私は原作未読なのですが、こんなにも話し飛ぶのでしょうかねw

さてと…結論を申し上げますと中々の仕上がりではないでしょうか(´艸`)*
この作品って前に結構吹奏楽部の問題や考え方もかなりリアルだと聞いた事がありました。
それだけでは無く、私個人としてはこの作品の音楽に付いてや、人間関係やら個人の悩みや結果など全体的にリアルに仕上げられていると感じました。

原作からしたらカットの部分は多分かなりおおいのかもしれません(読んでない人の勝手な想像)
ただ、よくこの短い時間にこれだけを綺麗に纏めたなぁ〜と思いました(´艸`)*

投稿 : 2019/04/24
閲覧 : 251
サンキュー:

20

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