rie-ru.2 さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
その犠牲は…
まどマギと似てるって言われることが多いみたい…でもそれは外側だけな気がする。
まどマギも好きだけど。
少女たちが願いのために戦い、敗れ去り、苦しみの中におちていく。
あるいは、ねじ曲がった形でそれを叶えてしまう。
翳りある暗い都市を背景に、内向的にドラマが進んでいく。
そんな彼女たちを見続けた主人公が、戦い自体を終わらせるために戦う。
そして、{netabare}自分の身を犠牲にしてみんなを救う {/netabare}という選択をする。
この辺りまでは確かにまどマギと一緒。
ただこの作品では、
{netabare}ともに戦う親友がその選択を否定する。
そんな安易な解決は嫌だ、別れたくないと願いを拒否する。{/netabare}
単純に、あ、すごいと思った。胸の高鳴りすら覚えた。
まどマギとは別のものを見せてくれるんだ、そう思った。
そして、これは2クールの猶予がないとできないな、とも。
舞台をいち都市へ、内へ内へと縮小する代わりに、より密なドラマを見せてくれるのが本作だったんだ。
上手く言えないけれど、そんな感じ。
続きがあるからこそ、ほむらが叶えられなかった願いをタマが叶えられたんだ。
{netabare}続きがあるからこそ、全てが裏目に出るバッドエンドに出来たんだ。 {/netabare}