oneandonly さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
可愛いキャラと気合の入った作画を評価
世界観:7
ストーリー:6
リアリティ:7
キャラクター:8
情感:6
合計:34
<あらすじ>
迷宮都市オラリオ。その都市の象徴ともいうべき『ダンジョン』にこだまする魔獣の咆哮――
新米冒険者・ベル・クラネルは、まさに絶体絶命の危機を迎えていた。少々残念な神・ヘスティアの唯一の眷族となり、はや半月。眼前には、5階層で遭遇するはずのない高レベルモンスター。すくむ足、震える身体……恐怖と絶望に支配されたベルの前に、一人の剣士が舞い降りる……。
剣、魔法、魔物、そして神々。オラリオの零細ファミリア所属、ベル・クラネルの冒険譚は、ここから始まった――。
(公式サイトより)
周囲の評価が意外と良い異世界物なので、今回視聴してみることにしました。
個人的にこの作品結構良いかも? と思ったのは冒頭、主人公のベルがダンジョン上層に逃げてきたミノタウロスに襲われたところ、救援したアイズがミノタウロスを斬るシーン。飛び散る血の作画に力が籠っていると感じました。
それから、神ヘスティアのキャラクター、キャラデザとその例の紐に魅力があり、久しぶりに萌えを感じるキャラでした。露出の多い服装には抵抗を感じることが多いのですが、異世界だし、神だし、と、そういう言い訳をしてもしなくても、美しい作画で描かれているので問題なかったです(脇の下のあばら骨や背骨まで描く作画はなかなか見ないです)。そして例の紐のファッションセンスには脱帽。
{netabare}また、ヘスティアに限らず、多くの女性キャラがベルに好意を寄せるのですが、それぞれ個性があってモブ感がなく、例外なくキャラデザが良い。ベルはウブでシャイなタイプなので、ハーレムについても抵抗なく、後半ではヴェルフというスマートな男性キャラが仲間になりバランスも改善。また、終盤は、暗い過去を持った元冒険者のリューが活躍し、お気に入りキャラが増えました。
バトルシーンは、大きなところで8話の赤ミノタウロス戦、13話の18階層ボス戦があり、ここでも作画に力を感じられました。中層に潜り、タケミカヅチのファミリアから多数の敵を押し付けられて以降、全滅しそうになった場面では安心して見ていられない切迫さが表現されていました。{/netabare}
あくまでも個人の感覚ででしか語れないのですが、本作の魅力は女の子が可愛いキャラデザで、バトルも盛り上がる滑らかなアニメーションだと思います。
{netabare}ストーリーは、弱い主人公が徐々に強くなって敵やライバル、苦難を乗り越えていくという少年向け冒険物の王道で、取り立てて強調材料はなかったです。
声優陣が豪華でしたね。時々、エイナとの会話が、キリトとアスナの会話に見えてしまったり、声優を意識してしまうのでマイナス面もないとは言えませんが、演技の巧さや、声優の声色の使い分け的なところ(どんな声が出せるのか)等、物語とは別の興味を持って視聴できたのは楽しかったです。
リアリティ面は、リリルカの裏切りに遭っても、リリルカに優しく接し続けた聖人ぶりに抵抗がありました。{/netabare}
多くの方が言うように、タイトルを間違えなければ良かったのにと思ってしまう作品でした。ダンジョン+出会い系⇒主人公は軟派野郎か?と想像してしまい、とりあえず視聴は後回しにしてしまうタイトルだと思います。
SAOに抵抗のない未視聴のアニメファンの方におすすめできる作品だと思います。
<2022.8追記>
当初評価に戻しました。
(参考評価:3話3.9→4話4.0→8~13話4.1)
(視聴2019.4)