宇宙開発長門有希 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
人は神と悪魔をつくる
周りから認められたい、立派な人間になりたいといった感情は全ての人にある。
そしてそれが文明を発達させて来たことに間違いはない。ただし立派になりたい
認められたいという感情をつきつめれば他人への支配欲であるから、どのみち
階級社会もしくは序列社会を生み出してしまう。さらに膨張させると戦争となり
人を殺すことになる。一方で周りから認められたいといった支配欲をなくすと小説「人間失格」で書かれた主人公のような廃人となってしまう。
ロボットはこういった人間の哀しさを理解できるのだろうか?
ふと考えてしまった。同じ感情が文明を発達させ一方で他人に多大な
迷惑をかける矛盾。
人間を癒すため 人間を助けるために作られたロボット
ただひたすら人間を殺すために作られたロボット
これらのロボットは両方とも周りから認めれたい人間達が作ったロボットである。
このアニメはある兵士が人間を癒すため 人間を助けるために作られたロボットの言葉に感動しその意思を後世に伝えようとした物語だ。他人の幸せを考えられる人間でありたいと思った。