木村天祐 さんの感想・評価
3.5
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
3人の姉妹+1が荒廃した世界を生き抜く物語
面白いです。あにこれの評価だと平均満足度が上がらないのが悔やまれますね。物語の評価は高いので断然オススメです。
内容としては、女子三人組?が荒廃した世界を旅して生き残るためにアカムシってのと戦っていて、そこに記憶喪失の人間「わかば」という男性が現れて、一緒に生き残るために最果ての島を目指します。
謎の多い作品でしたね。そこが最大の魅力です。まずケムリクサという謎植物、女子三人組(非人間)の謎、記憶喪失のわかば、荒廃した世界の謎...1話見たときはどういう設定なのか全くわかりませんでした。結局全部回収はされませんでしたけど、続編も視野に入れたと考えれば大方謎は回収されてましたね。
{netabare}この物語のはじまりの謎が解けた時点で、女の子たちの出生・旅の終着点が明瞭になったので、メインは解決できたんですよね。
あとは、謎植物「ケムリクサ」の謎(多分これは研究している奴がいるくらいだから謎のままだと思う)、わかば関連くらいかな。現在のわかばが何者なのか、過去のわかば何者なのか、過去のわかばはどうなったのか、この世界って何?多分連動してるんで1つ2つ解決したら芋づる式に判明すると思うんですよ。
推測はできるんです。過去のわかばが、さいしょのひとであるりりを地球のヒトと言っていたんで、多分宇宙人なんですよね。星の文化財の途中経過を~プリント~とか言ってたんで、ケムリクサを使って地球の文化をプリントする仕事についてて、丁度趣味(ケムリクサの研究)と実益を兼ねられる仕事だったって話。湖に落ちてた死人のりりを拾って生き返らせて一緒に暮らしていたところに、りりが誤ってケムリクサを使い、赤い根を生み出した。
そこからですよね。過去のわかばはどうなったのか。現在のわかばが何者なのか。まあでもそんな大した謎じゃない気もします。過去のわかばが時間がかかるかも~とか言ってたんで、現在のわかばは過去のわかばが何かした結果なんですよね。りりと同じように自分をプリントしたんじゃないかなと。
それよりも謎なのは過去のわかばがりりと別れた後何をやったのかですかね。赤い根は倒せなかったわけだし、わざわざ残って何やったんだろ?そこが一番かな。
あとは、わかば以外のヒトは何やってんだろ?くらいか。
{/netabare}
OP/EDともに良し。
CGだけは相変わらず大したことないですね。
声優さんは無名の人使っていて珍しいなって思いました。結構うまかったです。
製作者に逆恨みされて、同時期に糞駄作のけもフレ2がわざと放送されてましたけど、正直レベルが違いましたね。たつき監督にはめげずに頑張って欲しいです。
私は他の人にも見てほしい作品ですね。