大重 さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
悪評の割には面白いが、絶対的に面白いかと言われると微妙。
1話感想 3.5 悪評に身構えていたが拍子抜け。結構面白いのでは
本作は事前に色々悪評を聞いていたので、果たしてどれだけ酷いのか、異世界スマホ級のなろうの悪いところが凝縮されたとんでもないのが来るのか、と身構えていたのですが… 思ったよりも全然普通で、拍子抜けでした。
確かに主人公はチートですが、そのチートさ無知さを周りがちゃんと理解してフォローするなど、展開がそんなにおかしくないです。
一話のラストでヒロインに一目惚れするところも良かったですね。
他の主人公共の煮え切らない事と比べて、何て素直でわかりやすい。共感もできます。
作画も悪くないし、まあチート系ではあるものの、普通のファンタジー物として楽しむ余地もあるのでは。見れるものなら見たいところです。
何かなろう系アニメの初っ端に異世界スマホが来たのは策略だったのですかね。
最初にあれに慣れておけば、以後どんなのが来ても、異世界スマホよりはましじゃないか、と相対的に良く見えるという。
全話感想:
さんざん悪評を聞いて見始めたので、事前に聞いていた悪評と比べると全然悪くない、と好印象でしたが、かといって本当に視聴するべき面白さに達していたかといわれるとかなり疑問でした。
まあ一応最後まで見れたので決して悪くも無いのですが、これくらいの面白さなら本来は切っても良かったかも。
作画はまあ良くもないが悪くもない。そこまで崩れてもいないし及第点では。
長所は1話で書いた通り、主人公のチートっぷりを周りもちゃんと把握して特別視されているので違和感はない。
数を数えて褒められるレベルの賛美が鼻につくのかと思っていましたが、8歳でクマやイノシシを倒したら驚かれるのは別に普通では。
そんなチート主人公も多少はピンチにもなるし、即座に本命ヒロインに惚れて一途といった点は良かったかな。
短所は…なんか全体的に滑稽なんですよね。
作り手側もネタにされているのを承知なのか、妙に悪ノリしている感じが見られました。
作る側はあくまで真面目に作って欲しいですね。
キャラクターがやたら多いのに、全員まとめて行動する機会が多すぎるのも、やたらにぎやかしでワイワイいるような滑稽で変な印象になりました。
戦闘要員がある程度人数が必要なのはわかりますが、その全員がいつも一緒にいる必要ありますかね?
主人公と王子と赤青ヒロインの4人以外は、必要に応じて1~2人呼べばいいのでは。
こういう所も作り手がふざけて見える部分です。まあ原作通りなのかわかりませんが。
文字だったら何人いても大して気にならないけど、画面だとうるさいから、アニメ化では改変しても良い部分だと思いますがね。
というわけで、悪評の割には面白いが、絶対的に面白い作品といえるかは微妙、という感想ですね。