リントI型 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:今観てる
ネタバレに注意
当時のエロゲ最大手メーカーのelf社が発売した大作アダルトゲームのリメイク作のアニメ化、当方セガサターン版をプレイ済です。
確かに名作なんだけどゲーム内容がゲームシステムとシナリオの密接具合が評価されていた、確かADMSと名付けられたループ物のゲームで何回もトライアル・アンド・エラーをする事を前提としたシステムで2話の有馬たくやが亜由美を助けるためにチンピラに挑みかかるが2回失敗して3度めで豊富がやってきたけどああいうのをこれから何回も繰り返して謎を解くリフレクターデバイスで平行世界を移動する物語
このループを繰り返すゲームシステムと各キャラ個別の悩みや問題の解決と謎解きの融合がこの作品のセールスポイントでこのキャラの問題を解決するのに別のルートからアイテムや解決策を掴んでもってくる、このシナリオの謎を解くのに最適なゲームシステムでこのシステムを活かす為のお話、というゲームシステムとゲームシナリオの両者が分離不可分、ただアニメだとゲームと違ってプレイヤーによる試行錯誤が出来ないのでそこら辺をどう見せるのかがアニメ制作側の腕の見せ所だが
アニメとして見ると思っていたより普通の出来、キャラデザも普通で特徴のない平板な感じ、父親の研究成果を奪おうとする龍造寺理事長の豹変や継母の亜由美の務めているジオテク社の工事現場での怪現象の数々やミステリアスな転校生の波多乃神奈や1話終わりに出てきた金髪の少女ユーノなど先々の伏線とかPC98っぽいBGMなど自分は懐かしい感触を感じて楽しんでいるがYU-NO初見の方だと正直つかみが鈍く興味を持ってもらえるだろうか?
最後に一番言いたいことを
この世の果てで恋を唄う少女YU-NOはelfの大作と言うよりデザイアやEVE Burst Errorのシナリオライターである剣之ゆきひろの新作という方が正確。この人は大雑把にいうと理系の虚淵玄とでも言えばいいのかSFとかミステリー仕立ての作風で最後の1ページや1行のテキストで今までの話を180度ひっくり返したり数々の疑問を一挙に解決する衝撃の展開というどんでん返し系のライターでええ勿論自分も色々衝撃を受けましたよ
故にネタバレには十分注意していただきたい。 そのラストインパクトを楽しむためにも知っている人は○○は??で△△、とかユーノは※◎*●、などといったネタバレを避けてもらいたいし知らない人もwikiとかで気軽に調べて欲しくないと思います
ネタバレに気をつけてこの奇妙な体験が良き旅となるように…