snow さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ア!なるほど<65>
メイン3人の抱える葛藤が順序良く展開されて各話ごとにしっかりオチてたので、幾原作品としては意外なほどにノーストレス。
ピングドラムとユリ熊が「意味ありげに出したやつが何時になったら繋がるねん」ってなストレスにまみれて、結局繋がったんだか繋がってないんだかだったのと比べると格段の進歩ですわ。
各話ごとにそれなりにすっきり展開された本作だと、本筋は「つながりたい」というテーマをひたすら叫んでたと全体像もすっぽり腑に落ちた。先二作のような"結局どうなったか覚えてない状態"にはなりますまい。
その本筋に対する感想はそろそろ初老なのにいつまでも中・・・若々しい感性ですなぁってところ。
メイン3人とはいえ、キスしようが・約束の地にゴミをぶちまけようがさらりと流されてほとんどまともに相手にされてないキャラが1人いますね。
レオとマブもメイン3人と同じテーマにそってただけなので、物語上の対立者としてはアンチテーゼをぶつけてくような深みを生む構造がほしかった所。
毎回のバンクシーン、AR調あるいはロシアのネットで流行ってるやつ調の美麗なED、大トリに流してそのまま全体を表すOP等、映像センスは依然秀逸。
ただバンクシーンの演出は際立ってはいるものの、全11話という短い尺でも繰り返し続けるにはやや飽きを感じさせたので、最初のバンクによる解決シーン→それが通じない→新バンク→最終回では最初の、ってくらいの目先の変化は欲しかった所。
ちなみに初回の一稀が女装してるのにキャラが違う問題、まったく意味はなかった様子。
意味なし目眩ましは考察してる人がバカみたいじゃない、ンモー!
おしりだいじに<65>
1話視聴。
演出センスの洪水、久しぶりの幾原節アニメ。
演出が神がかってるのにストーリーが弱い(直近2作はどういう終わり方だったかもう憶えてない)って評価なんだけど、本作ではどうなりましょうや。
欲望を通販ダンボールとして表したりメタファーだ暗喩だは健在だけど、直近2作に比べると思わせぶりオンリーではない初回になんとなく期待。
やたら尻穴が弄ばれるのは、美少年キャラ多くして腐を狙ってくださいというオーダーに対する監督の反感こめたアンサー(Vガンのバイク戦艦みたいな)だったりして。
水かぶる・キュウリ食べるのは河童化してるって描写だと思って引っかからなかったけど、車上荒らしのとこに居たのが冒頭(アイドル?)と漏洩(女装)で別人なのはドユコトー?
一稀の心情独白から始まってたから一人称視点な主観の表現ともとれなくないけど、その後ずっと三人称視点だし。
悠視点では「今朝の女はおまえか」と言いつつも、スカートの中のボクサーパンツ見てて、ヒントにもならず。
まあ先に進みゃ明かされるか。
ピクトがチョンマゲ・日本髪だったのはただの冗談かな。