tinzei さんの感想・評価
3.4
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
簡単に言えばNTRだよな
作品自体は有名。
遠い未来、月面都市ルナで親友フランツと共に遊んでいたアルベールは辺境宇宙出身の貴族モンテクリスト伯爵と出会う。
原作は海外の超有名小説『モンテクリスト伯』、ただ原作とは時代設定や経緯が大きく異なる、原作は1800年代フランスだが、この作品では宇宙進出をしている5000年代のフランス、だから宇宙人なども普通に出てくる。
原作ではダンテスに力を与えたのは神父だったが、この作品では「巌窟王」という未知なる存在になっている。
メインストーリーは、モンテクリスト伯(巌窟王)の復讐とそれに振り回され利用されるアルベールの物語だが、そこに至るまで浮気や暗殺未遂、愛憎劇など
の小話がたくさん出てくる、だから登場キャラも伯爵一味以外にアルベールの友人たちや家族、伯爵の復讐相手ヴィルフォールとダングラールの家族など数多く出てくる、しかもキャラ名が~ルのようなフランス貴族の名前なので分かり辛さが増している、ただ話に関しては分かり易く描いているので、そこはさすがは有名原作といったとこ。
ストーリーは巌窟王の存在と時代以外原作通りだからいいとして、この作品一番の特徴、というか欠点?は作画、言葉で表現するのは難しいが、何というか幻想的?例えば、服の絵柄が人間じゃなくて背景に合わせて動くような、正直言って見にくい、最初のカーニバルの時点で止めようかと思ってしまうほど。映像美自体は嫌いじゃないけど、写実的な方が好きだから拒否感があった、ただこればっかりは人によって違うからお好みでどうぞとしか言えない・・・・・・
ただ一応物体や人などはしっかりと書いている、そして設定に合わせて未来っぽい乗り物や小道具なども出てくる、特に車と宇宙船は丸いフォルムで未来っぽさを演出している、『スターウォーズ』を観たことある人なら、パドメが乗っていた銀のスターシップみたいなの、と言えば伝わるはず。
声優はそれなり、このメンツなら4.5でもいいんだけど、ヴァランティーヌのわざと高く発してる男のような声が気に入らなかったから4.0