リントI型 さんの感想・評価
2.8
物語 : 3.0
作画 : 2.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:今観てる
今期のギャグアニメ枠
お笑いには2種類ある。高度に計算された物といわゆる天然という物である。
前者は漫才師・コメディアン・落語家などかよく考えてどういう結末になるか計算の上で行う、そのおかしさに笑いがでるが実はそこで笑うよう誘導されている知的な試行、アニメで言えば銀魂や人造昆虫カブトボーグなど、対して後者の方は当人はいたって真面目で笑わせるつもりなどまったくないのに周囲や世間的な常識とズレている事で生じるあまりいい意味でない感じの笑い、こちらはさすがはお兄様ですとか
消滅都市はタイトルやCMなどでシリアスな物語かと思ったが後者の例だったようで
まずは残念な作画とキャラデザでお出迎えされる、消滅都市唯一の生存者であるヒロインの身柄を確保する攻防が繰り広げられているが街中で戦闘ヘリを繰り出しての追跡劇で目撃者多数、自分の事をモルモットとか言う奴の言うことを簡単に信じて危険地帯に出向こうとするヒロイン、プロの運び屋の移動手段がスクーターで何故か装甲車並に頑丈で簡単に移送対象に逃げられる間抜けさ、無言の念動力坊主というシュールな敵が出てヒロインが唐突にガンマンのスタンドを繰り出して陰陽弾を喰らわすというツッコミが追いつかない展開の速さ
制作側は笑いのシーンなど全く考えてなさそうな感じだが笑えるアニメになるか嘲うアニメになるのか