shoratio さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
様々な効果を発現するケムリクサとその謎に迫るミステリーアクション
個人的感想ノート
注意ー音声入力のため誤字脱字が多いですがご了承ください。
全体的な感想
1話から3話まで正直物語がよくわからなかったが、4話以降から徐々に物語の舞台や全体像が見えてくるミステリーに近い要素がある。ケムリクサとは何なのか、どのようにしてこのような世界になったのか、どちらかと言うと記憶喪失の主人公の若葉の疑問が直接我々の疑問となり、それに応える形で物語が進行していく過程は非常に興味深い。ミステリー要素だけでなく戦闘シーンなども織り交ぜ、個人的には最後まで楽しめた。最後にすべての伏線を回収するところも個人的には良い。エンディングの意味も回収するところが良い演出であった。ただし1つ疑問なのが、若葉がなぜあの場所に現れたのか、私の理解力ではよく理解できなかった。
物語の要約
りんとりなが生きていくために必要な水を発見しそこで遭遇する赤い虫との戦闘から物語が開始する。そこで発見した水を回収していた時にどこからともなく現れた謎の主人公若葉と遭遇する。若葉は記憶喪失で何も覚えておらず赤い虫と勘違いされるがりんとりつ、りなに警戒されながらも徐々に信頼関係を構築していく。特に若葉はケムリクサに異常な興味を示し、その使用方法を物語が進んでいく中で学んでいく。ヒロインたちやみどりちゃんと呼ばれる緑色のケムリクサは生きていくために大量の水が必要であり、水を探索するために現在の島を捨て、新たな地へと旅立つ決意をする。この時に初めて舞台が九州あたりであることが確認される。物語が進むにつれて最初に出発した第1の島より第6の島へと進んでいく。その過程で、若葉は死んだはずのりくと出会い、ケムリクサの事について色々と教えてもらう。第6の島より先は彼女らにとって未開の地であり、第7の島に行くための大きな壁が立ちはだかっていた。若葉がこの壁はケムリクサのように操作できることを発見し無事に中に入ることができた。そして主人公たちは潤沢な水を得ることができた。このときの壁の操作は後に大人である若葉しか許されていないものであることが明らかになっていく。しかしそこで彼らの敵である赤い煙や虫の発生源がその先の島から発生している赤い木によるものだとわかった。第7の島も安全ではないことを理解し、赤い木の討伐を目指し行動していく。討伐の途中では白い虫の助けもあり順調にミキへと近づいていく。虫と言う呼び名は後に主の間違いであることが判明する。その後主人公はりょうとりょくと遭遇し記憶のケムリクサの存在を知る。この記憶のケムリクサの内容は赤い木の討伐の前に確認することになり、そこで若葉とりりの過去が明らかになり、赤い木創出の原因と過去の出来事がつながっていたことが判明する。どうやら若葉は地球人ではなく外部の星から来たもので煙草の研究員であった。リリは煙草の研究中に偶然蘇生された地球人であることがわかった。若葉が船の中で地球のアーカイブを保存するために煙草でそれを再現していた途中にリリが誤って赤いケムリクサを作成し、最終的にそれが問題の赤い木となった。若葉は赤い木からリリを救おうと青い壁を作り彼女を遠くの地へと移動させた。リリは若葉を救おうと壁の中に入ろうとするが大人ではなかったためアクセスの権限がなく助けることができない。そこでリリは手持ちの無理草を使って自ら煙草の1部となり煙草を操作できる体を作り若葉を救出しようとりん、りつ、りな、りょう、りょく、りくを作り出す。最後の決戦の時にりんと若葉が敗北しそうになる時、それが過去の出来事と重なる。ここで終わったら過去の過ちを繰り返しているだけだとりんが立ち上がり、緑と良、りくの力を借りて赤い木討伐に成功する。そして洞窟の向こうは船の外であり地球。大量の水があることを発見し物語を終了する。